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京子「ひとりぼっちは……さみしいもん」QB「♪」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 19:07:01.32 ID:f+oAEJFw0

      

        ―――――こんな楽しい時間が、いつまでも続きますように―――――

“……は強がりだけど、ホントはさみしがりやさんだから”

                 
                  “わたくしたちはこれから、二人で素晴らしい世界に旅立ちますの”

  “大丈夫です! 私が先輩をがっちり守っちゃいますからっ!!”

              
                “としのぉきょうこぉぉおおおおおぉぉぉぉ・・・ッッ!!!!!”

    “  ……、……………………。  ”

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 21:04:05.79 ID:f+oAEJFw0
 5、

 4、

 3、

 2、

 1(わん)!  2(つー)!  3(さん)!  4(しー)!

\\\  アッカリ~ン  ///

あかり「は~~~~い!!」ヒョコ

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 21:08:07.70 ID:f+oAEJFw0

あかり「魔法少女あかり☆マギカ、はっじまっるy」      スゥ…

    

       ・・・しーん・・・

向日葵「……、赤座さんの存在感が早くも消え失せましたわ」

櫻子「仕方なかったんだよ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 21:13:32.43 ID:f+oAEJFw0

櫻子「あかりちゃんが主人公するのは、あかりちゃんの荷が重すぎた!」

向日葵「櫻子……」

向日葵「少し口調がおかしくってよ」

櫻子「え、そーかなー」

向日葵「でもウザさでいえばいい勝負ですわね」ジト‐

櫻子「ちょ!? それどーいう意味!?」ムカッ

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 21:16:30.27 ID:f+oAEJFw0
(えぇ!?)

(あかり主人公なのに……)

(みんながあかりを巡って争うシーンは……!?)

(あかりがお団子を外して覚醒するシーンは……!?)

(あかりが主人公らしくミラクるシーンは……!!?)

櫻子「いや、だからここでは主人公ですらないんだって」

(こんなのってないよぉ……! ひどすぎるよあんまりd)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 21:19:17.88 ID:f+oAEJFw0
向日葵「はっ……!!」ポヨヨン

櫻子「ん? どったの」

櫻子「っていちいち振り向きざまに揺らすなおっぱい星人~っ!」ムキ~

向日葵「っていちいちつっかからないでくださいません!?」イラッ

向日葵「……話を戻しますわ」

櫻子「あれ、さっきからあかりちゃんの声すら聞こえなくない?」

向日葵「オープニングで登場したということは、もしかしてわたくしたちも……!?」スゥ…

櫻子「え??」スゥ…

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/09(日) 21:23:50.29 ID:f+oAEJFw0

≪君たちもまた、一つ上の領域にシフトしつつあるようだね≫

≪さあ、ともに見届けようじゃないか≫

≪赤座あかりという、存在の(ry≫

(ねー向日葵)

(次の生徒会選挙っていつだっけー?)

(……また何の脈絡もなく)

≪……わけがわからないよ≫

―――――ゆる☆マギ♪、始まります
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/11(火) 12:36:39.36 ID:HNzfoOp00
~富山県T市・七森町~

―船見宅

「ラムレーズンうめぇ……!」パクッ

「やっぱり風呂上がりはコレに限りますなぁ~」

「……あ!」

「そろそろ今週のミラクるんが始まる時間だ!」ピッ

(……寛ぎ過ぎだろう)

 と、心の中でツッコミをいれる部屋の主であったが
 
 彼女が度々家に泊ってくれること自体は……満更でもない

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/11(火) 12:39:36.58 ID:HNzfoOp00
 彼女の好物であるラムレーズン味のアイスをわざわざ買い置きしているのも
 
 そういう気持ちの表れだった

「……おい、京子。バスタオル一枚じゃ風邪ひくだろう?」

「早く寝巻に着替えなって」キュキュ

 流し台で洗い物をしながら、さりげなく声を懸けるが
 
 テレビ画面に釘付けな少女の耳には届いていないようだ

『必殺――ミラクル★鈍器!』ドゴォ…ッ

『この人でなしィィィ!!  ポ』グシャァ…ッ

『この外道めぇ……!』ヒィ

『『ありがとうミラクるん!』』

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/11(火) 12:41:11.95 ID:HNzfoOp00
「~~!」

(……)

『いつもみたいに・・・奇跡を起こしてみせなさいよ・・・ッ』

『あなたがいなくなったら・・・私は・・・どうすれば・・・ッ』

『――――――笑えば、いいと思うよ』

 
 ~♪ソラヲ オシアゲテ

「よかった・・・」ポロポロ

「よかったよぅ・・・」グスッ

(謎の)感動のあまり嗚咽を漏らす、金髪にリボンの少女

一方で、隣に佇む黒髪ショートカットの少女は半分あきれた顔で彼女を見据えていた

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/11(火) 12:43:38.87 ID:HNzfoOp00
(やれやれ……)

「ところで京子」

「……それだ!」クルッ

「は? まだ何も言ってないんだけd」

「明日のごらく部の活動内容は、『ミラクるんコスのちなつちゃんを愛でるオフ』に決定!」

「なんでそーなる」ペチッ

「はにゃっ><」

 
 
 結衣は慣れた口振りでツッコミを入れると同時に、軽くデコピンを食らわした
 
 京子はやや大袈裟なリアクションをして自分のおでこをさすっている

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/11(火) 12:45:31.97 ID:HNzfoOp00
「またちなつちゃんが嫌がるだろ」

「いーじゃん! だって可愛いし!」

「お前なあ……」

「それより、宿題は終わったの?」

「ぜーんぜん」アハッ

「……まあ、分かってたけど」ハァ

「そんなわけで結衣ぃ~ノート見せてぇ~!」シガミツキ

「まったく、……手伝うだけだからな」

 
 
 
 夜も更けて、もうじき日付が変わる頃合いである
 
 今夜も、長~い夜になりそうだ―――

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:40:58.79 ID:8PhBGEoH0
―池田宅

「おやすみ、姉さん」

「うん、おやすみ……千鶴」

……

「……千鶴~」

「……」スヤスヤ

(千鶴はほんま寝つきがええなぁ~)

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:43:07.15 ID:8PhBGEoH0
双子の姉は、柔和な微笑みを湛えながら

眠りに落ちた妹のさらさらとした髪の毛を優しくなでる

(さて…と)

(お留守番お願いな、千鶴)スチャ

制服に着替えてトレードマークの眼鏡を装着

妹に半時ばかりの別れを告げて、夜の街へと繰り出す―――

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:45:03.53 ID:8PhBGEoH0
~市内某所~

「……~~むふッッ」ダラー

「……」ベトベト…

「千歳」

「ん~~~・・・?」

「また、僕の体が君の鼻血で真っ赤に染まっているのだけれど」

「あ ごめんごめん、気づかへんかったわぁ」ゴソゴソ

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:47:39.79 ID:8PhBGEoH0

「……」フキフキ

「また、彼女と歳納京子が懇ろになる妄想に浸っていたのかい?」

「だってなぁ~」

「魔女っ子好きな歳納さんが、もし綾乃ちゃんの秘密を知ったら……」スチャ

「・・・・・・妄想が広がリングやで~!!」ブシュー

「……」ベトベト…

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:52:47.39 ID:8PhBGEoH0
「実現してもいないことを妄想するだけで、君は幸せで、充足した気持ちになると云う」

「幸せというのは、願望が実現して初めて感じるものではないのかい?」

「僕には理解できないよ」

 
 千鶴の腕の中で、無表情な白い生き物はただ淡々と語りかける

「Qちゃんにもそのうち分かるってー」フキフキ

 
 彼らがとりとめもないない会話を交わしているあいだに、
 
 眼前で這いまわっていた蛇のような見た目の“使い魔”が退治された

 
 
 使い魔が潜んでいた跋扈していた異空間は、霧が晴れるようにすぅっと視界から消え失せ、
 
 何の変哲もない星空が顔を出す

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:54:17.46 ID:8PhBGEoH0
「ふぅ・・・」

 
 たとえ相手が魔女とは格下の使い魔であろうと、何度やっても緊張する
 
 

 中学入学早々、魔法少女になってかれこれ一年―――
 
 生徒会役員としての仕事には慣れても、
 
 常に死と隣り合わせの仕事には、慣れなどという概念は当てはまらないらしい

(……そういえば、全校アンケートのプリント)

(5組では歳納京子だけが未提出だったわね)

(明日注意しなくっちゃ……!!)グッ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/09/13(木) 13:56:31.27 ID:8PhBGEoH0
 
 けれども、魔法少女を辞めたいと思うことは一度もなかった
 
 大切な人が、もしも魔女に襲われたりしたら……大変だから

「終わったようだね」

「……せやな」

 

 赤紫色のポニーテールの少女は、戦いで乱れた髪を整えながら
 
 呑気におしゃべりをしている親友と白い妖精の方に目をやる

「帰ろっか、二人とも!」

 辺りはシンと静まり返り、何事も無かったかのように時間だけが過ぎてゆく

 漆黒の闇の中に姿を消していった妖精の背中には、赤黒いシミが点々と残っていた

                                  (つづく)

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:40:00.08 ID:7pWxwo320
―――暗幕が下りて、再び断片的な映像が浮かび上がっては消えてゆく

「あかりちゃんには、関係ないから……っ」
 
「そんなこと……ないよっ」

「ちなつちゃんは、あかりの・・・大切な・・・」

「だって私・・・ゾンビだもん・・・っ・・・」グスッ

「もう『抱きしめてください』・・なんて言えない・・っ・・」

「『キスしてもいいですよ』・・なんて言えない・・っ・・」

「……ちなつちゃん」ギュ

「う・・・ぅぅ・・・・・っ」ヒシ

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:42:13.38 ID:7pWxwo320
―――そして、ひとつの物語が静かに終焉を迎える

「いって来るね、・・・おねえちゃん」

「待って・・・あかりぃ・・・っ・・・・」

「おねえちゃんがあかりのために繰り返してきたこの一年間を」

「あかりは・・・無駄にはしないからっ」にこり

「さあ、赤座あかり――――君はその魂を対価に何を願う?」

「――私の――あかりの願いは」

「すべてのキュゥべぇちゃんの、存在感を完全に消し去りたい!」

「え」

「すべての宇宙、過去と未来の全てのキュゥべぇちゃんを……この\アッカリ~ン/で……!!」

    
パァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

(君は・・・本当に概念になるつもりかい・・・)スゥ…

(違うよぉ~! これからのあかりは、いつもどこにでもいるんだよ♪♪)スゥ…
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:43:29.92 ID:7pWxwo320
―西暦20XX年―

~洞穴にて~

ジュージュー

杏子「&*}|$~~(喰うかい?)」ホイ

京子「○▼★□~~(イノシシの肉うめえ!)」アムッ

結衣「%#~<>~~(はい、君も)」ス

まどか「☆〒∴★~~(ありがとう)」ニコッ

ほむら「どうしてこんなことに・・・」

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・

・・

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:45:53.75 ID:7pWxwo320
~深夜・群馬県内某所~

ほむら「……っ」パチリ

ほむら「ここは……」

QB「目は醒めたかい、暁美ほむら?」

ほむら「…キュゥべぇ」

 私としたことが、高架橋の鉄骨の上に腰を下ろしたまま

 まどろんでいたらしい
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:48:53.28 ID:7pWxwo320

QB「油断しない方がいいだろう」

QB「今夜は瘴気が濃いからね―――魔獣どもがいつ襲いかかっきても不思議じゃないよ」

ほむら「ええ、そうね―――不覚だったわ」ファサ

 

妖精とは口が裂けても言い難い、純白の侵略者の忠告をさらりと流し

 私は奇妙な夢の世界の出来事をもう一度咀嚼してみる

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:50:07.64 ID:7pWxwo320
ほむら「……」チラリ

QB「?」

ほむら「もしも」

QB「もしも?」

ほむら「かつての世界に、私と同じくらい一途な魔法少女がいたら」

ほむら「世界のあり様は、また変わっていたかも知れない」

ほむら「……ふと」

ほむら「そんなことを思っただけよ」キュッ

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 22:55:17.04 ID:7pWxwo320
 少し緩んでいた赤いリボンを、もう一度締め直す

QB「……前に君が言っていた、平行世界の話かい?」

ほむら「ええ」

 彼女が守りたかった世界は、形を変えて今もこうして存在している

 たとえ、誰も彼女がかつて存在したことを知覚できなくとも

 まどかは永遠に、私の中に生き続ける

 ―――――――これまでも、そして  これからも

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 23:00:36.65 ID:7pWxwo320
QB「……魔獣の気配を感じる、近づいてきているね」

ほむら「そうね」

QB「それじゃあ行こうか、ほむら」

QB「今夜も寝かさないよ」ヒョコ

ほむら「……」シュタッ

 嫉妬と呪いと欲望の渦巻く暗黒の世界へ、私は吸い込まれていった―――――

・・・ちゃん!・・・・・・・・ねー・・・・・・ってばっ・・・・!

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/09/16(日) 23:03:22.18 ID:7pWxwo320
~大室家~

      パチリ

撫子「…っ」

撫子「ここは…」

花子「家の中だし」

櫻子「もー姉ちゃんってば!」

櫻子「夕食当番なんだから早く作ってよ~!」ハラヘッタ

撫子「…胡蝶の夢か」
    
櫻子「コショーの夢?」

花子「終わりだし」

                                  (おしまい)

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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