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セイバー「シロウ、オチン●ミルクとはどのような飲み物ですか?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 14:33:25.68 ID:eeqKuD7p0 [1/65]
居間

セイバー「……」ペラッ

士郎「珍しいな、セイバーが読書なんて」

セイバー「ライダーから借りました」

士郎「そっか。今日の昼食はなにがいい?」

セイバー「シロウにお任せします。それよりも飲みたいものがあるのですが」

士郎「飲みたいもの?ジュースならオレンジとアップルぐらいしか今はないな。お酒は藤ねえが持ってきた焼酎とウイスキーならあるけど」

セイバー「シロウ、オチン●ミルクとはどのような飲み物ですか?」

士郎「……」

セイバー「あ、いえ、牛乳の類であることは名称から想像できます。しかし、飲んだ者の全てが奇声をあげながら美味だと賞賛しているので気になってしまって」

士郎「その本にそう書いてあったのか?」

セイバー「はい」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 14:39:40.41 ID:eeqKuD7p0 [2/65]
士郎「セイバー、わざとだろ?」

セイバー「わざと、とは?」

士郎「いや、だって、そう言う本を読んでるなら文の前後を読めばどういうものかわかるだろ?」

セイバー「いえ。分からないからこうしてシロウに頼んだのですが」

士郎「その本、どんなストーリーなんだ?」

セイバー「ある女子大生が誘拐され、監禁されるところから始まり、冒頭で問題のミルクが出てきます」

セイバー「初めは主人公もそのミルクを拒んでいたのですが、飲まされるうちに良さに気がついたのか頓狂な濁声をあげて、美味しいというようになります」

士郎「……」

セイバー「いつもジョッキで出てきます。ビールのようなものでしょうか?」

士郎「飲ませる描写しかないのか……?」

セイバー「はい」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 14:44:46.46 ID:eeqKuD7p0 [3/65]
士郎「……」

セイバー「シロウ、できれば私もこのミルクを飲んでみたいのです。ここまで気が狂うような叫びを発してしまうなら、味も格別なのでしょう」

士郎「……」

セイバー「オチンポミルク……どのような味なのか……。臭いといっているところもありますから、発酵しているとみました」

士郎「セイバー。それは小説の世界の話だ。そんなものはこの世に存在しない」

セイバー「え?!」ガタッ

士郎「悪いが諦めてくれ」

セイバー「そうですか。確かにフィクションの世界であることを失念していました……。残念です」

士郎「昼飯作るよ」

セイバー「はい……」

士郎「……」

セイバー「はぁ……」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 14:48:40.83 ID:eeqKuD7p0 [4/65]


大河「ふわぁぁ。桜ちゃーん、そろそろ帰る?」

桜「はい。もう少しで洗い物終わりますからー」

セイバー「……」

士郎「遠坂、お茶でも淹れようか?」

凛「うん。―――ねえ、衛宮くん?」

士郎「なんだ?」

凛「セイバー、妙に落ち込んでない?」

士郎「え……。き、気のせいだろ」

凛「……何かしたんじゃないでしょうね?」

士郎「してない。断じて」

凛「ふぅん……」

セイバー「はぁ……」

ライダー「……自室に戻ります」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 14:55:56.34 ID:eeqKuD7p0 [5/65]
セイバー「……道場は異常なし」

セイバー「よし。今日も衛宮邸は平和でした」

凛「お疲れ、セイバー」

セイバー「リン。いえ、これが私の務めですから」キリッ

凛「ところでさぁ、セイバー。何か気になることでもあるの?」

セイバー「何故ですか?」

凛「夕食のときから何回か溜息してたでしょ?桜も気にしてたわよ、セイバーが元気ないって。おかわりもいつもより一回少ないし」

セイバー「……いえ。皆に話しても意味のないことですから」

凛「どうして?」

セイバー「ゼロからは何も生まれません」

凛「何か欲しいの?」

セイバー「聖杯に願えばあるいはという程度の話です。もうやめましょう。私は諦めましたから」

凛「ちょっと、待って。どんなものかいうだけ言ってみなさいよ。私もいるし、場合によってはイリヤの手を借りればなんとかなるかもしれないでしょ?」

セイバー「リン……。その心遣い感謝します。その、実は、オチンポミルクを味わってみたいのです」

凛「……」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:03:53.00 ID:eeqKuD7p0 [6/65]
セイバー「現実にはなく、フィクションの世界にのみ存在する極上のミルクであるとシロウに説明されて……」

凛「ああ……うん、そうね。まぁ、セイバーやライダーにしてみれば最高のミルクかもね」

セイバー「どういうことですか?」

凛「ま、魔力が回復するし」

セイバー「なんと?!―――ちょっと、待ってください。その口ぶりから察するに実在するのですか?」

凛「あ、えっと、そういう設定だから!!」

セイバー「設定?そのような設定、どこにも記述はありませんでしたが」

凛「ほ、ほかの作品でそうなってるのよ……」

セイバー「他作品にも同様のものが存在しているのですか?まさか、人が神格化しすぎて、空想の存在となってしまった神話の遺物ということですか?」

凛「うーん……」

セイバー「宝具の類なら、英雄王が所持している可能性もありますね……。しかし、英雄王に頼んでも弄ばれるだけですし、なにより下げる頭など持ち合わせてはいない」

凛「……」

セイバー「くっ……しかし、味わってもみたい……どうすれば……」

凛「あの、セイバー、違うの……そうじゃなくて……」オロオロ

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:11:28.13 ID:eeqKuD7p0 [7/65]
セイバー「なんですか?」

凛「えっと……あ、諦めろってことよ。もうこの世界には創作の中でしか実在してないのよ」

セイバー「やはり、そうでしたか……。無念です」

凛「はぁ……」

セイバー「申し訳ありませんでした、リン。余計な気遣いをさせてしまって」

凛「ううん、いいのよ。で、ちゃんと諦めた?」

セイバー「はい。無い物を強請るなんてことは愚者のすることです。その程度の分別なくして、ここには居ることができません」

凛「よかったわ。でも、くれぐれも変な気は起こさないでよね」

セイバー「凛、誰に向かって言っているのですか?」

凛「ごめん、ごめん。そうよね、セイバーなら心配ないわね。じゃ、おやすみ」

セイバー「はい、おやすみなさい」

セイバー「……」

セイバー「私も床につきましょう」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:17:39.10 ID:eeqKuD7p0 [8/65]
翌日 教会

セイバー「……」

ランサー「よぉ。珍しいな、単身で乗り込んでくるとは。神に祈ることでもできたのか?」

セイバー「……英雄王は不在ですか?」

ランサー「金ピカか?ああ、どっかほっつき歩いてると思うぜ。多分、夜まで帰ってこないな」

セイバー「……そうですか。好都合です」

ランサー「てめえ……。殺る気か?」

セイバー「いえ。私が堕ちなくて済んだ、ということです」

ランサー「はぁ?まさか、あの野郎に頭を下げるつもりだったのかよ?」

セイバー「……もう終わったことです。それでは失礼します」

ランサー「ちっ。面白いものがみれると思ったのによぉ」

セイバー「……私はなにをしている。危うく魂を悪魔に売るところでした」

カレン「おや。どうされましたか?」

セイバー「いえ、散策のついでに立ち寄っただけです」

カレン「このような魔境にですか?物好きですね。衛宮士郎の従者であるのも頷けます。どうぞ、中へ。迷える者を導くのが私たちの務めですから」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:26:41.19 ID:eeqKuD7p0 [9/65]
セイバー「貴方に話しても詮無きことです、シスターカレン」

カレン「それは私が判断します」

セイバー「しかし……」

カレン「教会の門を叩いた以上、手厚くもてなします。それが悪魔でも」

セイバー「叶わぬ望みを口にされたら、どうするつもりですか?」

カレン「過ぎた望みではなく、叶わぬ望みですか。聖杯を手にしたいと?」

セイバー「いえ。もっとつまらない願いです」

カレン「話すつもりがないのなら結構ですが、私に助言するだけの知恵があった場合、後悔するのは貴方のほうでしょうね」

セイバー「あるわけがない。私の望みは実在しない物を口にしたいということですから」

カレン「実在しないもの……?現代で竜の肉を喰らうと?」

セイバー「それは不敬です」

カレン「失礼」

セイバー「……オチンポミルクという至高のミルクを口にしたいのです。でも、そんなものは存在しないとシロウたちから聞かされました」

カレン「おや、貴方の主は嘘つきですね。何故、そのような嘘を吐く必要があるのか私には皆目検討もつきません」

セイバー「どういうことですか?……まさか、あるのですか?!オチンポミルクが!!」ガタッ

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:36:15.37 ID:eeqKuD7p0 [10/65]
カレン「ええ。この世には海の如く溢れています」

セイバー「海の……?!バ、バカな!!それなら私が目にしていないわけがない!!」

カレン「目にする機会が無かっただけでしょう。普段は闇に潜んでいますから」

セイバー「表舞台には出てこない代物ということですか。なるほど、シロウとリンがその存在を知らなくても無理はない」

カレン「いえ、二人は知っているはずですよ。何せ、魔に身を置く者なのですから」

セイバー「では、どうして私に実在しないと告げたのですか」

カレン「単純な理由でしょう。あなたにそのミルクを飲んで欲しくなかった。あるいは飲ませたくなかった。ということです」

セイバー「何故……。それほど貴重なものということですか」

カレン「いえいえ。果てることのないものですよ。ただ、一度味わうと多くの者が欲望の沼に堕ちていってしまう」

セイバー「それほどの中毒性が?」

カレン「ですが、サーヴァントの強靭な精神力なら耐えられるはずですが」

セイバー「私はどうしたらいいのでしょうか」

カレン「確実な方法としては、衛宮士郎に懇願することです。オチンポミルクが欲しくてたまらないと」

セイバー「それは不可能でしょう。そこまで中毒性の高いものをシロウが提供してくれるわけがありません。それ故に私には無いと説明したわけですから」

カレン「……」チッ

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:45:36.51 ID:eeqKuD7p0 [11/65]
セイバー「これは胸に秘めておくべきなのでしょう。もう結構です、カレン。とても有意義な時間でした」

カレン「……遠坂凛、間桐桜は飲んでいる、としたら?」

セイバー「……!」

カレン「不公平だと感じませんか?貴方が味を妄想し垂涎しているのを横目に、その極上のミルクを味わっているとしたら」

セイバー「魔術師にとって、マスターにとって貴重なものを私が願いのは余計な贅沢といえます」

カレン「おやおや。記憶力に難があるのですか?」

セイバー「なに?」

カレン「私はいいました。海の如く、それは存在していると。影にあるだけで、貴重でもなんでもなく、蛇口を捻れば出てくるようなモノですから」

セイバー「……」

カレン「今の貴方は菓子を隠された子どもと同義です」

セイバー「きっと、サーヴァントには毒なのでしょう」

カレン「魔力が回復するものを毒とは呼べませんよ」

セイバー「……っ」

カレン「まぁ、これから帰路につき、貴方がどのような行動をとるか。私は興味がありませんが」

セイバー「……」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:52:55.24 ID:eeqKuD7p0 [12/65]
衛宮邸

桜「……あ、お豆腐が安い。買いに行かなきゃ」ペラッ

ライダー「……」

桜「ライダー、あとで一緒に買い物いく?」

ライダー「よろこんで」

桜「ありがとう。今日は先輩、アルバイトで遅いって言ってたし。きっとお腹を空かせて帰ってくるから、いっぱい作らないと」

ライダー「そうですか」

セイバー「……」ガラッ

桜「おかえりなさい、セイバーさん」

ライダー「朝から姿が見えませんでしたが、どちらへ?」

セイバー「桜、話があります」

桜「え?なんですか?」

セイバー「恥を承知でお願いしたいことが」

桜「え、えーと、今日は先輩も居ませんし、多少の大盛りなら……」

セイバー「私にオチンポミルクをください!!!」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 15:59:12.43 ID:eeqKuD7p0 [13/65]
桜「……」

セイバー「お願いします、サクラ!!!」

ライダー「自室に戻ります」トコトコ

桜「あ、まって、ライダー!!」

セイバー「サクラ!!」

桜「あ、あの……え……っと……」オロオロ

セイバー「頼めるとしたら貴方しかいません」

桜「セイバーさん、あの……ひとついいですか?」

セイバー「なんですか?」

桜「その、おち……なんとかミルクってなんですか?」

セイバー「飲んだ者全てが狂乱するほど美味なるものということしか。まさか、サクラは知らないのですか?」

桜「は、はい……。ごめんなさい」

セイバー「サクラ。嘘はつかないで欲しい」

桜「え?」

セイバー「魔術の存在を知っているなら必ず知っていると私は聞きました!!!」バンッ!

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:05:48.22 ID:eeqKuD7p0 [14/65]
桜「ひっ」ビクッ

セイバー「しかも、湯水のように出てくることも聞き及んでいます」

桜「そ、そんなこと言われても……」

セイバー「魔術師だけで酌み交わす物ということですか?」

桜「そんなもの酌み交わしたくは……いえ、まぁ……場合によっては……」モジモジ

セイバー「やはり、知っているのですね!?飲んだこともあるのですね!?」

桜「あ、ううん!!ないです!!私、そんなミルク、知りません!!」

セイバー「何故、そんな嘘を?!」

桜「うそじゃないです!!」

セイバー「そこまでして飲ませたくはないと……」

桜「きっと、美味しくないですよ」

セイバー「それは通用しません。飲んだものが奇声、嬌声をあげながら、美味しい美味しいと狂ったように呟き、犬のようにそれを飲み干しているのですから」

桜「……」

セイバー「サクラ、お願いします」

桜「私に言われても困ります……。出せませんし……」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:10:57.50 ID:eeqKuD7p0 [15/65]
セイバー「やはり、魔術師だけの秘薬ということですか……」

桜「……」

セイバー「やはり、無理を承知でシロウに……」

桜「だ、だめー!!先輩だけはダメー!!」

セイバー「何故ですか?!なら、サクラ!!あなたが私に振舞ってくれるのですか?!」

桜「に、兄さんのなら……!!」

セイバー「慎二……?」

桜「は、はい」

セイバー「……出してくれるなら、文句はありません」

桜「……」

セイバー「ここで、待ちます」

桜「でも、無理かもしれ―――」

セイバー「待ちます」

桜「はい」

セイバー「楽しみです、オチンポミルク」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:16:41.84 ID:eeqKuD7p0 [16/65]
桜「はぁ……どうしよう……」

ライダー「桜、買い物に行く準備が整いました」

桜「ライダー……どうしよう……」

ライダー「何かあったのですか?」

桜「それが……」

セイバー「桜」

桜「は、はい?!」

セイバー「こちらを」スッ

桜「水筒……?」

セイバー「満杯にしてきてください」

桜「……ミ、ミルクをですか?」

セイバー「私もジョッキ一杯を一気飲みしてみたいので、オチンポミルク」

桜「……きっと、飲めないと……」

セイバー「それはやってみなければわかりませんから。よろしくお願いします」

桜「……はい」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:23:54.85 ID:eeqKuD7p0 [17/65]
ライダー「なるほど。事情はよくわかりました。では、私が買い物を引き受けます。桜は桜のお使いをこなしてください」

桜「ちょっと!!ライダー!!助けて!!」

ライダー「ご武運を」

桜「らいだー!!!いやー!!!」

桜「うぅ……そんな……兄さんにそんなこと……」

桜「兄さんは喜んで協力してくれるだろうけど、私がそんなことしたくないし……」

桜「はぁ……どうしよう……どうしよう……」オロオロ

凛「さくらー?どうしたの?浮かない顔して」

桜「姉さん!!私にはできません!!」ギュッ

凛「な、なにが?」

桜「水筒……1.5リットルの水筒満杯に……ミルクなんて……」

凛「水筒にミルクって、変なことするのね」

桜「……男性から出るほうですよ?」

凛「え?」

桜「……」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:28:45.40 ID:eeqKuD7p0 [18/65]
凛「―――なるほど、そういうことになっちゃったか」

桜「姉さんは何か知っていたんですか?」

凛「セイバーがそれを飲みたがっていることはね」

桜「別に美味しくないですよね、あんなの」

凛「飲んだことないわよ」

桜「え?」

凛「え?」

桜「……っ」ウルウル

凛「ご、ごめん……桜……」ナデナデ

桜「いいんです。姉さんの所為じゃないですから」

凛「と、とにかく、なんとかしないといけないわね」

桜「姉さんが兄さんから搾り取ってきてくれるんですか?」

凛「い、いやよ!!気持ち悪い!!」

桜「なら、先輩から……?」

凛「それは……い、いや!!どっちも気持ち悪いでしょ!?量が量だけに!!」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:35:31.32 ID:eeqKuD7p0 [19/65]
桜「そーだ。魔術協会に精子バンクみたいなところないんですか?そこから大量にもってきたら」

凛「高名な人物のモノを無料で提供してくれると思うの?」

桜「いくらぐらいですか?」

凛「満杯にするとなると、国が買えるわね」

桜「はぁ……」

凛「仕方ない。普通のミルクでもいれて飲ませましょう」

桜「それ、バレませんか?」

凛「他に方法なんてないでしょ?」

桜「でも、セイバーさん本から無駄に味の知識を得たみたいですけど」

凛「なら、苦くしたらいいでしょ?」

桜「……」

凛「な、なによ?」

桜「私が味見をすればいいんですよね。はい、わかってます。私、それぐらいしかできませんから……」

凛「わ、私が全部作ってくるわよ!!ちょっとまってなさい!!」

桜「流石、姉さん!好きです!」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:44:47.13 ID:eeqKuD7p0 [20/65]
遠坂邸

凛「……」グツグツ

凛「……」ペロッ

アーチャー「ふむ。ホットミルクにしては生暖かいな。人肌程度か?気分が悪くなる」

凛「ど、どっから出て来たのよ、アーチャー!!」

アーチャー「いや、何をしているのかと思ってね。牛乳を煮詰めているかと思えば、冷まし始めて。傍から見ていれば奇行だ」

凛「こっちにはこっちの事情があるのよ」

アーチャー「それに苦味もあるし、とろみまで……。離乳食とも呼べない、これはなんだ?」

凛「いいから、ほっといて」

アーチャー「食べ物で遊ぶなと言われなかったか?」

凛「遊んでないの。これは……セイバー用だし」

アーチャー「セイバーにこんなシチューの出来損ないを食わせるつもりか。看過し辛い事態だな」

凛「いいでしょ。アーチャーには関係ないんだから」

アーチャー「凛、私としては無益な争いを起こしたくはないのだがね」

凛「これでセイバーは満足するのよ」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:50:55.57 ID:eeqKuD7p0 [21/65]
アーチャー「セイバーが?そんなわけあるまい。熱でもあるのか?」

凛「よっし、できた。あとは水筒にいれてっと」

アーチャー「よせ、凛。セイバーの逆鱗に触れるだけだ」ガシッ

凛「や、やだ、はなしなさいよ!」

アーチャー「考えをあらためろ」

凛「いいから、離して。これは重要なのよ!!」

アーチャー「凛!!」

凛「はなせぇ……!!」ググッ

アーチャー「わかった」パッ

凛「きゃ?!」

バシャァ

凛「……急に離すんじゃないわよ」

アーチャー「す、すまない……」

凛「……」

アーチャー「……臭うな」

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 16:55:51.36 ID:eeqKuD7p0 [22/65]
凛「あー酷い目にあった……」ゴシゴシ

アーチャー「さっぱりしたかな?」

凛「お陰様でね。―――って、何してるの?」

アーチャー「クリームシチューを作った。もうすぐ出来上がる」

凛「ちょっと!!なに勝手なことしてんのよ!?」

アーチャー「セイバーなら喜んでくるはずだ」

凛「い、いや……」

アーチャー「よし、移し変えたぞ。ほら、もっていくがいい」

凛「……」

アーチャー「どうした、不服か?」

凛「とろみは?」

アーチャー「あるに決まっている」

凛「はぁ……。これで、いっか。時間もないし」

アーチャー「できれば、セイバーから感想を聞いてきてくれ」

凛「はいはい」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:00:24.77 ID:eeqKuD7p0 [23/65]
衛宮邸

セイバー「……」

桜「……」チラッ

セイバー「……」

桜(姉さん、まだかな……)

凛「ただいま」ガラッ

桜「姉さん!!」

セイバー「リン、サクラから話は聞きました。魔術協会から提供してもらったと」

凛「あ、うん……。はい、これ。熱いうちに飲んで」

セイバー「本に書いてあった通りですね。絞りたてはとても熱いとありました」

桜「ね、姉さん、中身は……?」

凛「アーチャーの」

桜「!?」

セイバー「では、さっそく」パカッ

セイバー「おぉ……いっぱいでてきますね」ドロドロ

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:08:05.01 ID:eeqKuD7p0 [24/65]
凛「……」

桜「アーチャーさんの、何か色が変ですけど……どこかお体が悪いんじゃ……」オロオロ

セイバー「では、いただきます、リン」

凛「どうぞ。感想、よろしくね」

セイバー「はい」

セイバー「……」ゴクッゴクッ

凛「どう?」

セイバー「これは……!?」

凛「美味しい?」

セイバー「は、はい!!とても美味しいです!!コクがあって、喉を通るときにまで味は残るのに、しつこくありません」

凛「そう……」

セイバー「それに……歯ごたえもありますね……」モグモグ

セイバー「む!?良くみれば、人参やじゃがいもらしきものまで入っていますね。これがオチンポミルク……!!!」

桜「……あれ?それって……クリームシチュー……?」

セイバー「素晴らしい。何杯でもいけますね」モグモグ

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:14:01.89 ID:eeqKuD7p0 [25/65]
セイバー「ごちそうさまでした」

凛「お粗末様」

桜「……」

セイバー「しかし、確かに美味しいですが発狂するまでとは言えませんね。すこし、期待はずれではありました」

凛「まあ、セイバーの中でハードルが上がっただけでしょ?そういうものよ」

セイバー「なるほど、期待を持ちすぎたというわけですか。不覚」

桜「(姉さん、いいんですか?これで)」

凛「(セイバーが満足したんだから、万事オッケーでしょ?)」

桜「それは……まぁ……」

セイバー「しかし、変ですね」

凛「どうしたの?」

セイバー「魔力が回復しません」

凛「……こ、個人差があるのよ!!」

セイバー「個人差ですか。そうですね。私は燃費が悪いですから、そういうこともあるでしょう。納得です」

凛「ふぅ……これでよしっと」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:17:47.27 ID:eeqKuD7p0 [26/65]


桜「ふんふーん」

ライダー「桜、食器は拭き終わりました」

桜「ありがとう。あとは私がやっておくから」

ライダー「はい」

大河「桜ちゃん、送っていってあげようか?」

桜「いえ、今日は泊まりますから」

凛「ふわぁぁ……」

セイバー「……」ペラッ

大河「あら、セイバーちゃん、読書?どんな本、読んでるの?」

セイバー「タイガ、オチンポミルクを飲んだことありますか?」

大河「おち……?」

凛「……!!」ガタッ

桜「……!!」

ライダー「自室に戻ります」トコトコ

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:22:11.37 ID:eeqKuD7p0 [27/65]
大河「えと……」

セイバー「私は期待しすぎたために……」

凛「セイバー!!それ、内緒でしょ!?」

セイバー「あ、そうでした……」

桜「も、もう!!ほんとにセイバーさんはぁー!!めっ」

セイバー「申し訳ありません。一般書籍にも単語が存在しているので……つい……」

凛「こんな本は読んじゃだめー。はい、ポーイ」

セイバー「ああ……まだ、途中なのですが」

桜「さてと、洗い物も終了。寝ましょう、寝ましょう」

凛「今日は私と桜と一緒に川の字になって寝ましょうね、セイバー?」

セイバー「は、はぁ……」

大河「……待ちなさい」

凛「……」

桜「あの……藤村先生これは……」

大河「セイバーさん。その単語、どこで覚えたの?」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:31:14.04 ID:eeqKuD7p0 [28/65]
セイバー「この書籍で学びました」

大河「……そう」

セイバー「なにか?」

大河「さっき、私は期待しすぎたって言ったわよね?どういうこと?」

セイバー「口にしても書物通り、頓狂な絶賛をすることは―――」

大河「飲んだの?」

セイバー「はい」

大河「誰が飲ませてくれの?」

セイバー「リンが調達してきてくれました」

大河「……」

凛「あ、あのですね……これは……」

大河「座ってください、遠坂さん」

凛「誤解なんです」

大河「座ってください」

凛「はい」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:36:01.13 ID:eeqKuD7p0 [29/65]
大河「まず、どうしてこういう話になったのか聞きましょうか」

凛「そ、それは……」

セイバー「タイガ、待ってください。何故、そのように怒気を纏っているのですか?」

大河「だって、悪戯にしては度が過ぎてるもの」

セイバー「悪戯……?」

大河「で、発端は?この本?」

セイバー「いえ、私が飲みたいといいました」

大河「それで遠坂さんは用意したってこと?」

凛「えっと……はい……」

大河「どこから?」

凛「……」

桜「あ、あの……これはですね……」

大河「セイバーさん、どうやって飲んだの?」

セイバー「ジョッキで、一気に」

大河「そんなにどこから用意したの、遠坂さん?」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:40:39.06 ID:eeqKuD7p0 [30/65]
凛「えっと……まぁ……その……色々なコネをつかって……」

大河「コネ?!」

凛「……!」

大河「遠坂さん!!!どこで何をしてきたの!!言いなさい!!!」

凛「あ、あの……その……」オロオロ

桜「藤村先生、誤解なんです!!」

大河「なら、セイバーさんに出したのはなに?!言いなさい!!」

凛「それは……」

セイバー「タイガ!!いえないこともあります!!」

大河「そうでしょうね……。そんなもの集める方法なんていえないでしょうね!!!優等生の遠坂凛さんは!!!」

凛「うぅ……」

大河「どういうことですか?!遠坂さん!!!これは問題です!!」

凛「……」

桜「あの……あの……」

大河「間桐さんも何か知っているなら言ってください」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:46:17.32 ID:eeqKuD7p0 [31/65]
士郎「ただいまー」ガラッ

大河「おらー!!はけー!!どこでそんなもの手に入れたぁー!!!」

凛「で、ですからぁ……」ウルウル

桜「あぁ……」オロオロ

セイバー「落ち着いてください!!」

士郎「藤ねえ、なにやってんだ!?」

大河「しろー!?―――ちょっと、話があります」キリッ

士郎「な、なんだよ?おやつなら出さないぞ」

大河「そうじゃありません。士郎は遠坂さんが悪いことをしていること、知ってる?」

士郎「わ、悪いことって……」

大河「裏で何をしているか、知っているなら教えなさい」

士郎「……悪い、知らない」

大河「私に嘘がつけると思ってるの?」

士郎「本当に知らないんだ!!藤ねえ!!諦めてくれ!!」

大河「やだやだー!!!士郎の周りに不良しかいないなんて、絶対にゆるせなーい!!」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:51:56.62 ID:eeqKuD7p0 [32/65]
士郎「遠坂、なんの話しなんだ?」

凛「それは……」

セイバー「タイガは私がオチンポミルクを飲んだことに立腹しているようです」

士郎「……セイバー?」

セイバー「はい」

士郎「誰のを飲んだ?」

セイバー「リンが用意したものですが」

士郎「遠坂……どういうことだ……」

凛「いや……それは……アーチャーの……を」

士郎「アーチャー……だと……!?」

セイバー「あれはアーチャーのオチンポミルクだったのですか。なるほど、美味なわけです」

士郎「……遠坂……どうして……どうして……」ガクッ

凛「あ、ち、ちがうのよ?アーチャーのえっと……」

大河「でていって!!!遠坂さんは出入り禁止!!略して出禁!!!」

凛「誤解なのよぉ……」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 17:59:22.54 ID:eeqKuD7p0 [33/65]
士郎「セイバー……本当に美味しかったのか……?」ウルウル

セイバー「は、はい……とても」

士郎「うっ……うぅぅ……うぅぅ……」ポロポロ

セイバー「シ、シロウ?!どうしたのですか?!しっかりしてください!!」

士郎「セイバー……」

凛「あの……」

桜「姉さん、どうします?」

凛「とにかく、今日のところは自宅に帰るわ。桜、なんとか誤解といて頂戴」

桜「え!?そんな!?無理ですよ!!私まで疑われているのに!」

凛「なんとかしなさいよ!!このままじゃ本当にここに寝泊りできなくなるでしょ?!」

桜「……」

凛「……なによ?」

桜「姉さん、学校で先輩とあえるし……」

凛「こんのぉ!!!さくらぁー!!!」

大河「でていけー!!!悪魔!!!サキュバス!!!」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:05:43.02 ID:eeqKuD7p0 [34/65]
士郎「……」

セイバー「落ち着きましたか?」

士郎「ああ……少しだけ……」

セイバー「申し訳ありません……。どうやら私の浅慮が招いた結果のようですね……」

士郎「いいんだ……セイバー……。飲んでるとき、幸せだったんだろ?」ナデナデ

セイバー「はい」

士郎「ふっ……俺はセイバーが幸せならそれでいいんだ……いいんだ……」

セイバー「シロウ……しっかりしてください……」

大河「で、桜ちゃん?」

桜「は、はい」

大河「遠坂さんの素行について何か知っているなら、正直に話して。黙秘権はありません」

桜「……正直に話します」

大河「うむ」

桜「セイバーさんが飲んだのはオチ……なんとかミルクではなく、ただのクリームシチューです」

セイバー「……なに?」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:11:28.41 ID:eeqKuD7p0 [35/65]
大河「本当に?」

桜「本当です」

セイバー「どういうことですか?」

士郎「……」

桜「初めは本当に用意しようと思ったんですけど、現実的に無理だなーって話になって」

大河「まぁ、そうでしょうね」

桜「なので、アツアツのクリームシチューを用意しました」

セイバー「私を謀ったのですか!!」

桜「ごめんなさい!!」

セイバー「くっ……!!なんてことだ……!!味を知らないのをいいことに……!!」

士郎「もういいよ、桜。そんな嘘は……」

桜「え?」

士郎「遠坂ならそれぐらい簡単に用意できるだろ……」

桜「せ、先輩!!違います!!本当にクリームシチューで!!」

士郎「なら、どうして遠坂はそのことを正直に話してくれなかったんだ!!!隠すなんて変だろ?!なんでさ!!!なんで隠した!?」

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:17:42.38 ID:eeqKuD7p0 [36/65]
桜「セイバーさんが飲んでなかったことを知れば、きっとまたオチ……なんとかミルクを欲しがると思ったからです!!」

士郎「ないって言えば良いだろ!?どうしてあることが前提で話が進んでるんだ!?」

桜「それは……」

セイバー「シロウ、オチンポミルクとやらは存在するはずです。隠さないでください」

士郎「セイバー、もうそんな単語口にするな。女の子が口にしていいものじゃない」

セイバー「シロウがそういうのでしたら……。ということは、あるのですね?」

士郎「……ああ」

セイバー「どうしてそれを言ってくれないのですか」

士郎「セイバーに飲ませるなんて、できないからだ」

セイバー「何故ですか?毒なのですか?」

士郎「もう訊くな!!!セイバー!!!」

セイバー「は、はい……」

士郎「桜!!!」

桜「は、はいぃ!」

士郎「桜も、この一件は忘れるんだ」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:22:35.36 ID:eeqKuD7p0 [37/65]
大河「士郎、どうするの?」

士郎「藤ねえ、俺に任せてくれないか、遠坂のことは」

大河「でも……」

士郎「頼む」

大河「分かったわ。衛宮くんに任せます。ただし、何かあったらすぐに言いなさい」

士郎「ありがとう。藤ねえ」

セイバー「シロウ……いずこへ?」

士郎「帰りは朝になると思う」

桜「先輩……?」

セイバー「私も行きます」

士郎「いいんだ。セイバーはゆっくり休んでいてくれ」

セイバー「シロウ!!どこに行くというのですか?!」

士郎「……行ってきます」

セイバー「シロウ!!」

桜「先輩……」

228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:26:35.42 ID:eeqKuD7p0 [38/65]
遠坂邸

凛「はぁ……」

アーチャー「セイバーはなんと言っていた?」

凛「すっごく美味しいって言ってたわよ」

アーチャー「ふっ……そうか」

凛「はぁ……それどころじゃないっていうのに……」

アーチャー「何かあったのか?」

凛「別に。ま、桜がうまくやってくれるでしょう」

ピンポーン

凛「ん?誰かしら?こんな夜に」

アーチャー「私が出よう」

凛「ちょっと」

アーチャー「ここを訪れる輩に無防備でどうする?」

凛「気をつけなさいよ?」

アーチャー「承知している」

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:32:31.28 ID:eeqKuD7p0 [39/65]
ピンポーン

アーチャー「今、あけ―――」

士郎『トレース、オン!!―――?是・射殺す百頭!!!』ドゴォォ!!!!

アーチャー「貴様!!何をする!?」

士郎「こい、アーチャー」

アーチャー「……面白い。死ぬ覚悟ができたのか」

士郎「お前、分かってて用意したのか?」

アーチャー「なんの話かな?」

士郎「セイバーに飲ませたんだろう?!」

アーチャー「ああ、そうだ。あれはセイバーのために用意した」

士郎「てめぇぇ!!!!」ブンッ

アーチャー「なんだ。嫉妬か?そういばセイバーは随分と悦んでいたそうだな。私のモノに」

士郎「だまれぇぇぇ!!!この外道野郎ぉぉぉ!!!!」

アーチャー「楽には殺さんぞ、衛宮士郎」

凛「ちょっと!!ちょっと!!なにやってるの?!」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:38:11.60 ID:eeqKuD7p0 [40/65]
士郎「遠坂……。悪いが、俺は……アーチャーを許すわけにはいかない……!!」

凛「な、なんで……」

アーチャー「そこで見ておけ、凛」

士郎「ぶっころしてやるぅぅ!!!!」

アーチャー「私に敵うと思うのか?」

士郎「うるせぇぇぇぇ!!!!」

凛「ガンド!!」バキュン

士郎「がっ!?」

凛「戦うなら、命かけなさいよ。衛宮くん?」

士郎「と、さ……か……おれ……は……」

アーチャー「トドメを刺すか」

凛「待って。私の寝室に運んで」

アーチャー「何故だ?こいつはもう明確に敵となったのだぞ?」

凛「こんな三流魔術師、いつでも殺せるわ。どうして襲ってきたのか訊いてからでも遅くないでしょ?」

アーチャー「……甘いマスターだな」

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:44:44.46 ID:eeqKuD7p0 [41/65]
凛の自室

士郎「うぅ……」

凛「……どうしたの?って訊くまでもないわね。ごめん」

士郎「……と、さか……」

凛「士郎、あれは誤解なの。本当はアーチャーの作ったただのクリームシチューをセイバーに飲ませただけで……」

士郎「……」

凛「1.5リットルもすぐに用意できるわけないでしょ?」

士郎「と、さか……なら……できる……んじゃ……?」

凛「で、できるわけないでしょ!!そんなこと!!」

士郎「ほ、ん……とう……だな……?」

凛「本当よ」

士郎「……」

凛「ごめんね……士郎……」

士郎「はぁ……なら……いいんだ……俺のほうこそ……悪かった……。あとで玄関、直しておくから……」

凛「アーチャーに直させるから心配ないわよ。今はゆっくり休みなさい」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:50:14.59 ID:eeqKuD7p0 [42/65]
翌朝

凛「士郎、朝よ」

士郎「ん……」

凛「体はもう大丈夫?」

士郎「ああ……。まだ、だるいけど」

凛「桜も心配してるし、とりあえず帰りなさい」

士郎「ああ、そうする。アーチャーは?」

凛「ちゃんと説明しておいたわ。あんたがどうして血迷ったのかも全部ね」

士郎「なんか悪いな。俺が遠坂の言葉を信じてればこんなことにならなかったのに」

凛「ううん。私も今回ばかりは悪いし……」

士郎「藤ねえにも誤解だったって伝えとく」

凛「うん。ありがと」

士郎「でも、セイバーはまだ欲しいって思ってるのかな……」

凛「でしょうね……」

士郎「でも、こればっかりは……飲ませるわけにもいかないし……」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 18:56:07.47 ID:eeqKuD7p0 [43/65]
士郎「……邪魔したな」

アーチャー「……不愉快だな」

士郎「今から帰るって」

アーチャー「私のクリームシチューがまさかそのような意味で使われようとは。不愉快だ」

士郎「それは遠坂に言ってくれ」

アーチャー「これは料理に対する冒涜と言っても過言ではない」

士郎「そうだな」

アーチャー「衛宮士郎。何故、セイバーはそのようなものに拘る?魔力供給がうまくできていないのか?」

士郎「な、何いってんだよ!!!」

アーチャー「急に言い始めたのだろ?」

士郎「ああ、本の中で美味いって表現されてて気になったらしい」

アーチャー「その本はどうした?セイバーが購読したのか」

士郎「いや、ライダーに……」

アーチャー「衛宮士郎、手を貸してやらないこともない」

士郎「いいのか?」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:03:46.03 ID:eeqKuD7p0 [44/65]
衛宮邸

桜「はい、衛宮です。ああ、イリヤさん?はい、はい……ええ、大丈夫ですよ」

セイバー「シロウ、大丈夫でしょうか……」

ライダー「心配はないでしょう。凛もついていますし」

セイバー「そうですね……」

桜「はい、お待ちしていますね。それでは」

ライダー「桜、そろそろ買出しの時間ではないですか?」

桜「あ、ホント。では、ちょっと買い物に行ってきます」

ライダー「お気をつけて」

セイバー「はぁ……シロウ……」

ライダー「セイバー。オチンチンミルクに拘るのはもうやめておいたほうがいいと思いますよ」

セイバー「……」

ライダー「ここまで皆が傷つき、不幸になるというなら、それは禁断の果実だったのでしょう」

セイバー「そうですね……。もう言いません。私が間違っていました」

ライダー「……よかった」ホッ

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:10:47.11 ID:eeqKuD7p0 [45/65]
凛「ただいまー」ガラッ

セイバー「リン!!おかえりなさい!!」

ライダー「出入り禁止が解けたのですか?」

凛「まぁね。藤村先生も分かってくれたわ。衛宮くんもきちんと誠心誠意説明してくれたしね」

セイバー「よかったですね、リン……。本当に……」

凛「セイバー……」

セイバー「私の所為で……こんなことになってしまって……申し訳ありません……」

凛「いいのよ。私が誤解を招くようなことしなければよかったんですもの」ナデナデ

セイバー「リン……」ギュッ

凛「いいのよ……」

ライダー「これで一件落着ですね。一時はどうなることかと思いました」

凛「そうね」

セイバー「リン、シロウは?」

凛「もう少し藤村先生と話すって言ってたわ」

セイバー「そうですか。シロウにも謝罪しておかなくては……」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:15:59.20 ID:eeqKuD7p0 [46/65]
凛「さーてと、桜が帰ってくるまでのんびりさせてもらいましょうか」

ライダー「では、私は自室に戻ります」

凛「ああ、ちょっと、待ってライダー」

ライダー「はい?」

凛「居間で話しましょう」

ライダー「珍しいですね。何かあるのですか?」

凛「会話は大事でしょ?」

ライダー「確かにそうですが、私と話しても面白いことは聞けませんよ?」

凛「それは私が判断するから、安心して」

ライダー「はい」

凛「セイバーも、一緒にお茶でもしましょ?」

セイバー「喜んで」

凛「ねえねえ、ライダー?ライダーって読書が趣味でしょ?」

ライダー「はい」

凛「私も余暇は読書でもしようかなって思うんだけど、オススメの本とかあるかしら?」

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:21:35.65 ID:eeqKuD7p0 [47/65]
ライダー「凛がどのような書物に興味があり、どのような内容に面白いと感じるのか分かりませんから」

凛「なるほどねー。なら、ライダーがこれは読んだほうがいいって本は?」

ライダー「そうですね……。今、呼んでいる本は中々興味深いです」

凛「へぇ、そうなんだ。読み終わったら貸してくれる?」

ライダー「ええ。構いませんよ」

凛「ありがとー、助かるわ。本も意外と高価だからねえ」

ライダー「凛なら簡単に支払えるでしょう」

凛「だって、卑猥な本を買うだけの無駄金はないわよ」

ライダー「……」

凛「なに?」

ライダー「いえ」

凛「セイバーは読書しないのー?」

セイバー「私は、もうやめました」

凛「どうして?」

セイバー「私が読書した結果、こうなってしまった。もう読むつもりはありません」

285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:26:25.87 ID:eeqKuD7p0 [48/65]
凛「読書した所為で?どういうこと?」

セイバー「話したでしょう。本にあの忌まわしき単語があり、それを口にしたために、衛宮邸は内部崩壊寸前にまで陥ってしまって……」

凛「あー、そういえば、セイバーあの本どうしたのー?買ったの?」

ライダー「自室に戻ります」トコトコ

桜「ただいま」ガラッ

ライダー「桜!?」ビクッ

桜「どうかしたの?ライダー?」ニコッ

ライダー「ず、随分と早いですね……」

桜「忘れものしちゃって。私ってドジかわいいんだから、てへっ」

ライダー「そ、そうですか」

桜「あら、姉さん。帰ってきてたんですね」

凛「ええ。今しがたね」

桜「なら、お茶でも淹れますね」

凛「今、お湯をわかしてるところだから」

桜「はぁーい」

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:32:20.88 ID:eeqKuD7p0 [49/65]
ライダー「で、では私はこれで……」

桜「ライダーも一緒にお茶しましょ?ね?」

ライダー「い、いえ……結構です……」

桜「どうして?なにかあるの?」

ライダー「いえ、ありませんが」

桜「なら、座って座って♪」

ライダー「……」

凛「それで、セイバー?さっきの話の続きなんだけど」

桜「なんの話ですか?」

凛「なんでもセイバーが本を読んでて、衛宮邸が内部崩壊することになったらしいのよ」

桜「えー?どういうことですかー?」

凛「それでね、その本はどうしたのって訊いてるところなのよ」

ライダー「お手洗いに―――」

桜「……座っててよ、ライダー?」

ライダー「あ……しかし……」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:37:49.83 ID:eeqKuD7p0 [50/65]
凛「セイバー、あの本はどうしたの?」

セイバー「あれはライ―――」

ライダー「士郎は!!まだですか!!!」

凛「さぁ、まだなんじゃない?」

桜「ライダー、様子が変だけどなにかあるの?」

ライダー「士郎のことが心配なのです!!」

桜「……どういうこと?ライダー、私のこと応援してくれるって言ったじゃない」

ライダー「……あ、いえ、語弊がありました。同居人として心配を……」

桜「ふぅーん」

凛「で、セイバー?本はどうしたの?」

セイバー「よくシロウも空いた時間に読書をしていて、それで私も少し興味がわきまして」

凛「趣味をもつのはいいことよねー」

セイバー「しかし、現代の書物は多く、何から手をつけて良いかわかりませんでした。なので、ライダーに本を推薦してもらおうと考えました」

凛「ライダーは読書家だもんね。セイバー、その判断は間違っていないわ」

ライダー「……」

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:44:12.98 ID:eeqKuD7p0 [51/65]
セイバー「そこでライダーに手渡された本の中に……オチンポミルクという単語が……」

凛「えー?」

桜「ライダーってそういう趣味があったのね。驚きです」

ライダー「ち、違います!!あのときは読書に集中していて、自分が何を手渡したのかわからなくて!!!」

セイバー「……ライダー、適当に薦めたのですか?」

ライダー「そう言われてると……」

セイバー「手近にあった本をそのまま私に突き出したのですね?」

ライダー「……」

凛「ライダーはオチンポミルク好きなの?」

ライダー「は……?」

桜「どうなの?」

ライダー「い、いえ……そんなの……」

凛「好きでもないのに、どうしてそんな本を持ってるの?」

ライダー「目に付いた本を買っているだけで……深い意味は……」

桜「それは官能小説の棚も物色しているってことでしょ?」

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:51:45.74 ID:eeqKuD7p0 [52/65]
ライダー「それは……一応、全ての棚を見て回るのが本屋の醍醐味ではないかと……」

凛「まぁ、ライダーの言うことにも一理、あるわね」

ライダー「凛……」

桜「でも、何も確認せずセイバーさんに渡したのは失策よね?」

ライダー「さくらぁ……」

セイバー「ライダー、共に暮らし、敵同士とはいえ、それなりの信頼を得たと思っていましたが。やはり、狡猾に私の失墜を狙っていたのですね」

ライダー「ち、ちがいます!」

凛「何が違うの?」

ライダー「それは……」

桜「ライダー?何が違うの?」

ライダー「やめて……ください……」

セイバー「残念です」

ライダー「……申し訳ありませんでした」

凛「ライダーにはそれなりの責任をとってもらいましょうか、桜?」

桜「それはかわいそうですよ、姉さん。正直に謝ったのですから、ご褒美にしましょう。ライダーが大好きなアレをあげる」

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 19:56:52.80 ID:eeqKuD7p0 [53/65]
ライダー「あ、あれ……とは……?」

凛「実はね、士郎とアーチャーが用意してくれたのよ」

ライダー「な、何をですか?」

桜「オチンポ、ミ、ル、クっ」

ライダー「……!?」

凛「もうすぐじゃないかしら」

ライダー「ま、まってください……それは……いくらなんでも……」

桜「嬉しいでしょ、ライダー?先輩とアーチャーさんが一生懸命用意してくれているのよ?」

凛「お風呂に溜めてくれてるわ」

ライダー「な……!?」

凛「アーチャー?もういいかしらー?」

アーチャー「―――ああ、構わん。骨は折れたが、大丈夫だ」

ライダー「そ、そんなの嫌です!!」

桜「うそうそ。ライダー、だーいすきじゃない」

凛「嬉しくて、失禁しそうでしょ?ライダー?」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:02:15.38 ID:eeqKuD7p0 [54/65]
アーチャー「さあ、こい」

ライダー「はなせ!!くそ!!」

桜「私から逃げられると思ってるの?」ゴォォォ

ライダー「さくら、許してください!!私が適当に本の内容も確認せずにセイバーに渡してしまったことは謝ります!!だから!!」

凛「どうしてそれを真っ先に言わなかったの?」

桜「なら、先輩が傷つくこともなかったのに」

ライダー「それは桜に怒られると思って……」ガクガク

凛「ふふ、武者震い?かわいいわねー」

ライダー「アーチャー!!嘘ですよね!?そんなことできるはずない!!」

アーチャー「なんのことかな?」

ライダー「浴槽に溜めるなんてことは!!」

アーチャー「不可能を可能にするのが英霊だ」

ライダー「は……」

凛「んー、鼻をつく匂いがしてきたわねー」

ライダー「うっ……!?」

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:07:13.69 ID:eeqKuD7p0 [55/65]
ゴボ……ゴボ……

ライダー「こ、これは……本当に……?!」

凛「夢が叶ったわね、ライダー?」

桜「羨ましい。先輩のモノに包まれるなんて」

ライダー「桜!!お願いです!!こんな陵辱はやめてください!!」

凛「ご褒美じゃない」

桜「たーっぷり、のんでね。ライダー?」

アーチャー「折角、用意したのだからな」

ライダー「くっ!!ベルレ―――」

アーチャー「いいから、はいれ」ドンッ

ライダー「あ―――」ドボンッ

ライダー「ぷはっ!!やめて!!出して!!」

桜「だめよ。子どもだって100は数えてから出るのに」ググッ

ライダー「やめ……!!さくら!!もう―――」

凛「……」

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:12:12.82 ID:eeqKuD7p0 [56/65]
ライダー「ごぽっ……ごぼっ……!!」

アーチャー「味はどうかな、ライダー?」

ライダー「お、おいしい……でう……」

桜「美味しいですって」

凛「全部飲み干すまで、出ちゃダメよ?」

ライダー「んっく……んっ……」ポロポロ

アーチャー「……」

桜「ライダー、うれし泣き?」

凛「美味しすぎたのね」

ライダー「うぅ……んっく……んっ……」ポロポロ

士郎「……ライダー?」

ライダー「し……ろう……たす……け……」ポロポロ

士郎「とりあえず、残さす飲んでくれ。もったいないから、クリームシチュー」

ライダー「え……?」

セイバー「これは……む、昨日私が食べたオチンポミルクの味っ!!」

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:16:39.29 ID:eeqKuD7p0 [57/65]
ライダー「……」

アーチャー「どうした、ライダー?呆けているが?」

セイバー「私にもください」ズズッ

士郎「セイバー!!桶で飲もうとするな!!」

凛「まさか、ひっかかるとは思わなかったわ」

桜「ええ……」

ライダー「……」ウルウル

アーチャー「食べ物を粗末にするなよ。きちんと飲め」

セイバー「はいっ!まかせてください!!」ズズーッ

士郎「だから、セイバー!!桶で飲むなって!!」

ライダー「うぅ……」ポロポロ

桜「あ、ライダー、ごめんね?」

凛「本当にそんなことすると思ったの?」

ライダー「だって……だって……」ポロポロ

セイバー「やはり、美味ですね!!オチンポミルク!!」

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:22:16.81 ID:eeqKuD7p0 [58/65]
凛「よいしょっと」ゴシゴシ

桜「姉さん、こっちは洗い終わりました」

凛「おっけー、ライダー。もう、入っても良いわよ?」

ライダー「は、はい」

桜「しっかり洗ってね?」

ライダー「……はい」

凛「やり過ぎたかしら?」

桜「姉さんがやろうって言ったんですよ?」

凛「桜だってそれいいですねって言ったじゃない」

桜「それは姉さんが―――」

アーチャー「それでは失礼する」

士郎「ああ」

アーチャー「ああいう本はもう処分するしかないな」

士郎「そうだな。ライダーには悪いけど……」

アーチャー「まぁ、セイバーに美味しいと言ってもらえただけでも、今回は良しとするか」

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:27:03.02 ID:eeqKuD7p0 [59/65]
士郎「……」ガラッ

イリヤ「……」ペラッ

士郎「イリヤ!?なにしてるんだ?!」

イリヤ「あ、シロー。みんなどこに居たの?居間にもいないし」

士郎「それで探しているうちにここに来たのか?」

イリヤ「うん。いっぱい、本があるから暇つぶしになるかなーって」

士郎「そっか」

イリヤ「ねえ、ねえ。シロー?」

士郎「んー?」ゴソゴソ

イリヤ「ここに書いてるオチンチンミルクってさぁ―――」

士郎「……!!」バッ!!

イリヤ「あー!?なにするのー?!」

士郎「これは、廃棄する本だから」

イリヤ「そうなの?で、オチン―――」

士郎「イリヤ!!女の子がそんなこと言っちゃだめだ!!」

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:32:16.17 ID:eeqKuD7p0 [60/65]
居間

ライダー「本当に申し訳ありませんでした……」

セイバー「いえ、私が味を知りたいといわなければ良かったのです」

ライダー「……」

凛「もう良いじゃない、これで解決ってことで」

桜「ですよ」

ライダー「本は廃棄します」

凛「ねえ、ライダー?本当に目に付いたから買ったの?」

ライダー「それは……」

桜「ライダー、欲求不満?」

ライダー「い、いえ……決して……」

イリヤ「オチンチンミルクー!!」ガラッ

セイバー「イリヤスフィール?!」

士郎「イリヤ!!その単語は口にするな!!」

イリヤ「なんか、響きが気にいっちゃった。どういう意味なの?」

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:35:46.91 ID:eeqKuD7p0 [61/65]
士郎「あ……それは……」

イリヤ「ねえ、ねえ。お兄ちゃん。おしえて」

士郎「えっと……」

ライダー「……」

凛「ライダーが言いなさいよ」

ライダー「わ、私がですか?!」

桜「きっと、イリヤさんもライダーの本を見て……だから、ね?」

ライダー「わ、分かりました……」

イリヤ「シロー?オチンチンミルクってなぁに?」

士郎「それは……だから……」

ライダー「私から説明します」

イリヤ「あら?それは光栄ね。では、お願いします」

ライダー「クリームシチューのことです」

イリヤ「へ?そうなんだ。隠語?」

ライダー「はい」

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:41:26.25 ID:eeqKuD7p0 [62/65]
凛「ライダー!!」

ライダー「使う機会はないはずです!!」

桜「でも、そんこと!!」

イリヤ「ふーん、変な言葉で隠すのね」

セイバー「イリヤスフィール。この隠語はあまり大声で叫ばないほうがいいと思います」

イリヤ「分かってるわ。淑女として正しい言葉を使わないとね」

セイバー「ええ、それがよろしいかと」

イリヤ「うん」

士郎「イリヤ、セラとリズは一緒じゃないのか?」

イリヤ「二人ともいるけど?」

士郎「どこに?」

セラ「―――リーゼリット、この本、全て燃やしてしまいなさい」

リズ「わかった。たきび」

士郎「……」

ライダー「な、なにをするのですか!!!」

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:45:25.15 ID:eeqKuD7p0 [63/65]


ライダー「本が……本が……」

桜「元気出して……」

セイバー「……」

士郎「そろそろ夕飯にするか」

イリヤ「わーい」

大河「やったー」

イリヤ「お兄ちゃんのオチンチンミルクだー」

大河「……」

イリヤ「あ、間違えた。クリームシチューだー」

士郎「イリヤ、クリームシチューは当分ないから」

イリヤ「そうなのー?」

大河「だれ?イリヤちゃんにまで変なことを教えたのは……」

セイバー「ライダーです」

ライダー「……?!」

422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 20:54:02.02 ID:eeqKuD7p0 [64/65]
翌日

ライダー「……おはようございます」

士郎「ライダー、ごめんな。土蔵で寝起きさせて……」

ライダー「当然の報いです」

士郎「あとで藤ねえもちゃんと説得―――」

セイバー「シロウ、この本に書いてある肉便器とはなんでしょうか?美味しそうです」

士郎「セイバー?!」

リズ「シロー、シロー。ガバマンってどんな肉まん?」

士郎「……」

イリヤ「シロー!!ガンシャってなにー?」

士郎「なんでさ?!なんでそんなこと訊いて来るんだよ!!!」

イリヤ「ライダーの押入れにまだまだ小説がいっぱいあったの。知らない言葉ばっかり書いてて、おもしろーい!」

セイバー「シロウ!!今晩のおかずは肉便器にしましょう!!!」

士郎「なんでさー!!!」

ライダー「……出て行きます」

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/27(火) 21:01:39.47 ID:eeqKuD7p0 [65/65]
教会

カレン「ふふふ……。あははは」

ランサー「なに笑ってんだよ?」

ギル「気持ち悪いですね」

カレン「今頃、衛宮邸は阿鼻叫喚の地獄絵図になっていると思うと……ふふふ……昇天してしまいそうです……」

ランサー「なんかしたのかよ?」

カレン「私はただ本屋さんで出会った綺麗な女性に面白い本をいくつか紹介してあげただけです」

ギル「どんな本ですか?」

カレン「女教師が―――」

ランサー「もういい。だいたいわかった」

カレン「そうですか。カレンちゃん、がっかりです」

ランサー「誰か来たみたいだな」

ライダー「あの……私の悩みを……きいてください……」

カレン「ええ。勿論聞きます。ここは迷える者を救済する場所ですから。さあ、悩みをどうぞ?」


BAD END

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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