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「はたおりおさななじみ」

2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:08:06 ID:6p2HTXEo
幼友「はー、やっと授業終わったー」

幼馴染「お疲れ様」

幼友「あんたは全然疲れて無いみたいね」

幼「授業、楽しいからね」

幼友「はぁ、楽しいと疲れませんか」

幼「そうだね。授業を疲れると思った事は無いね」

幼友「完璧超人か!」

幼「そんな事は無いよ」

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:08:59 ID:6p2HTXEo
幼友「生徒会の仕事は?疲れるよね?」

幼「全然」

幼「生徒会の仕事も好きでやっている事だしね」

幼友「ふーん。ま、私はあんたの傍でお手伝い出来ればそれで良いんだけど」

幼「いつも手伝ってくれてありがとう、幼友」
ニコッ

幼友「お礼とかやめてよ。私だって一応生徒会執行部の一員なんだから」

幼「ふふっ…それじゃそろそろ行こうか、幼友」

幼友「はいはーい」

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:09:46 ID:6p2HTXEo


生徒会長「やあ、幼さん」

幼「生徒会長、お疲れ様です」

生徒会長「はは、疲れるのは今からだけどね」

幼「今日もよろしくお願いします」

生徒会長「それはこちらの台詞だよ」

幼「皆、集まった様なので…」

生徒会長「うん、それではこれより体育祭に向けての会議を始めます」

生徒会長「副会長、進行宜しく」

幼「はい、それではまず最初の議題から…」

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:10:55 ID:6p2HTXEo


生徒会長「それでは今日の会議はこれで終わります」

生徒達「お疲れ様でした!」
ザワザワ

幼「…」
ガサガサ
トントン

幼「幼友、この書類を教頭先生まで届けて貰えるかな?」

幼友「任された!ダッシュで行ってくる!」

幼「廊下を走っては駄目だよ、幼友」

幼友「走らず急ぐ…ナゾナゾ?」

幼「違うよ。急がなくて良いから普通に歩いて行って」

幼友「了解!じゃ、ちょっと行ってくるね」
スタスタ

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:11:46 ID:6p2HTXEo
生徒会長「幼さん、お疲れ様」

幼「会長、お疲れ様でした」

生徒会長「今回の会議進行もお見事でした」

幼「いえ、そんな事は」

生徒会長「楽しい体育祭になりそうだよね」

幼「そうですね。皆で話し合って、少しずつ形になって」

幼「当日は全校生徒、皆で楽しむ」

幼「絶対、良い思い出にしたいです」

生徒会長「うん、そうだね、良い思い出にしたいね」

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:12:45 ID:6p2HTXEo
女子バスケ部部長「ねぇねぇ、あの2人、何の話ししてるのかな?」

女子バレー部部長「超お似合いだよねー」

女子卓球部部長「会長と副会長って、付き合ってるのかな?」

女子水泳部部長「美男美女でお似合いだよねー」

女子茶道部部長「どちらも高嶺の花という感じですものね」

女子漫研部部長「隠れて付き合ってるんじゃないかな?」

女子柔道部部長「あぁ…会長、私と付き合ってくれないかなぁ」

女子部長達「アンタじゃ無理でしょ」

女子柔道部部長「アンタら…全員投げ飛ばすわよ?」

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:13:28 ID:6p2HTXEo
放送部部長♀「あ!ちょっと新聞部の!あんた何か知らないの?」

新聞部部長♂「あ?まだウラ取れてないから記事には出来んけど…」

新聞部部長♂「実は会長の方から一度告ったけど、断られたらしい」

女子部長達「マジで!?」

新聞部部長♂「でも諦めてないらしいって噂ならある」

女子部長達「マジで!?」

女子バスケ部部長「でも何か解るわー」

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:14:22 ID:6p2HTXEo
女子バレー部部長「幼さんって、孤高の存在って感じするもんね」

女子卓球部部長「クールだよね?」

女子水泳部部長「恐れ多くて近寄りがたい感じするよね」

新聞部部長♂「でもたまに素敵な笑顔を見せるよね」

女子茶道部部長「あ!幼友さんと話してる時は、微笑んでる事が多い様な気が…」

女子漫研部部長「も、もしや、幼友さんと付き合ってるんじゃ…」

女子漫研部部長「そんな薄い本みたいなゆりゆりな展開なら…ハァハァ」

女子柔道部部長「そ、そしたら!会長は私と付き合うって事に!」

新聞部部長♂「絶対ならないでしょ」

女子柔道部部長「…」

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:15:20 ID:6p2HTXEo
放送部部長♀「ま、会長が誰かと付き合う事になったら」

放送部部長♀「私達、生徒会長親衛隊が黙ってないですけどねっ」

女子部長達+新聞部部長♂「そんなのあるんだ!?」

女子部長達+新聞部部長♂「でも解るわー!」

新聞部部長♂「…まぁ、幼さんが誰かと付き合う事になったら」

新聞部部長♂「俺達、幼さんファンクラブ会員一同が黙ってねーけど」

女子部長達「そんなのもあるんだ!?」

女子部長達「でも解るわー!」

生徒会長「…あのね、君達」

部長達「!?」

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:16:31 ID:6p2HTXEo
生徒会長「そういった話しはさ」

生徒会長「当人達には聞こえない様にするものじゃないかな?」

生徒会長「さすがの僕も傷つくよ…はぁ…」

部長達「すみませんでしたっ!」

生徒会長「さ、会議は終わったんだから、全員会議室から出てくれないかな?」

部長達「は、はいっ!」
バタバタバタ

幼「…」

生徒会長「まぁ、大体事実なんだけどね」

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:17:44 ID:6p2HTXEo
幼「会長、すみません」

生徒会長「はは、良いんだよ。幼さんが謝る事じゃないさ」

生徒会長「…でも良い機会かもしれないな」ボソッ

幼「?」

生徒会長「僕が幼さんに一目惚れしたのは、今から468日前、君の入学式の時」

生徒会長「新入生代表挨拶をする君の姿に見惚れてしまった」

生徒会長「告白をしたのは丁度263日前だったよね」

幼「…」

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:18:27 ID:6p2HTXEo
生徒会長「……あの時は断られてしまったけど」

生徒会長「君は生徒会に来てくれた」

生徒会長「それってやっぱり、僕の事が好きになってしまったって事だよね」

幼「あの…会長?」

生徒会長「そうだよね?」

幼「…」

生徒会長「だからもう一度、告白しても良いかな?」

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:19:20 ID:6p2HTXEo
生徒会長「幼さん、僕と真剣に交際して貰えないだろうか?」

幼「すみません、それは出来ません」

生徒会長「…何故だい?」

幼「前にもお話ししましたが、それだけは誰にも言えないんです」

幼「本当にごめんなさい」

生徒会長「僕の事が好きになったから、生徒会に入ったんじゃないのかい?」

幼「…違います」

15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:20:32 ID:6p2HTXEo
生徒会長「嘘だっ!」

幼「!?」

生徒会長「…何故君は嘘を吐くんだい?」

幼「嘘じゃありません、本当に会長とは…」

生徒会長「あんまり強情な様なら…」

生徒会長「君が正直になるように、その身体に教えてあげようかな」

幼「…どうするおつもりですか?」

生徒会長「ふふふ…きっと君は僕の事が大好きになるよ…」

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:21:43 ID:6p2HTXEo
幼「例え…」

生徒会長「んん?抵抗しても無駄だと思うよ?」

幼「例え会長がどんな事をしても、私は会長とはお付き合い出来ません」

生徒会長「やってみないと解らないさ…」

幼「無駄です」

生徒会長「……こんなに格好良くて、皆の人望も厚い生徒会長で、実家は金持ちの」

生徒会長「この僕の一体どこが気に入らないんだい?」

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:22:39 ID:6p2HTXEo
幼「私は、自分の事を『格好良い』と言い切る様な人間を…」

幼「好きになる事は絶対にありませんよ、会長」

生徒会長「…そこまで僕は駄目かい?」

幼「生徒会長として、日々学園を良くしようと努力している会長の事は尊敬しています」

幼「ですが、今の様な脅し文句を言い放つ会長の事は軽蔑に値すると思います」

幼「そんな会長の事を異性として好きにはなれません、絶対に」

生徒会長「幼さん…君は…」

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:24:15 ID:6p2HTXEo
ガラッ
幼友「お待たせーっ!幼、帰ろー…って」

幼友「あれ?何か立て込んでましたか?」

生徒会長「い、いや、何でも無いよ」

幼「会長、今のお話しは聞かなかった事にしますので」

生徒会長「う、うん。それじゃ2人とも気をつけて帰ってね」

幼・幼友「はい」

生徒会長「はぁ…2回もフラレた…」ブツブツ

生徒会長「何故この気持ちが伝わらないんだ…」ブツブツ

見た目そこそこ、中身残念な生徒会長とのはたを1折り

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:25:03 ID:6p2HTXEo


幼友「本当に良かったの?」

幼「あぁ、問題ないよ」

幼友「生徒会長、ちょっと怖い顔してたけど?」

幼「本当に何も問題はないよ、幼友」

幼友「…ま、幼がそう言うなら良いけどさー」

気の弱そうな男子生徒「あ、あの…副会長!」

幼「ん?何かな?」

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:25:54 ID:6p2HTXEo
弱夫「ちょっとお話しがあるんですけど…いいですか?」

幼「うん、構わないけども?」

弱夫「あの…ここではちょっと…」

幼友「あー、そう言う事ね。幼、話し聞いてあげなよ」

弱夫「…ちょっとついて来てもらえますか?」

幼「解った。幼友、すまないが先に帰っていてくれ」

幼友「はいはーい」

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:27:38 ID:6p2HTXEo


幼「…どこまで行くのかな?」

弱夫「あの…もうすぐです」

幼「…」

弱夫「ご、ご面倒をおかけします」

幼「もしかして体育館裏に向かっているのかな?」

弱夫「そ、そうです…」

幼「君は、誰かに頼まれて私を呼びに来たのかな?」

弱夫「…あの!幼先輩っ!」

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:28:30 ID:6p2HTXEo
幼「何だろう」

弱夫「す、すぐに逃げて下さい!」

幼「…」

弱夫「あの…体育館の裏には不良達が居るんです!」

弱夫「僕、あいつらに脅されて…すみません!」

弱夫「今、あそこに行ったら、きっと酷い事されると思います…」

幼「でも私が行かなければ、貴方が酷い目に合うかもしれないよ?」

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:29:18 ID:6p2HTXEo
弱夫「いいんです!幼先輩が…酷い目にあわされる位なら…」

弱夫「ぼ、僕が代わりに!」

幼「気持ちはとてもありがたいのだが」

幼「私はちゃんと体育館裏に行くよ」

弱夫「でもっ!」

幼「大丈夫、弱夫君の思っている様な事にはならないよ」

弱夫「せ、先輩、何故僕の名前を?」

幼「一応、全学年全生徒の名前と顔は覚えているからね」

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:30:07 ID:6p2HTXEo
幼「貴方は1年B組、出席番号35番の弱夫君だよね?」

弱夫「は、はい…先輩ってやっぱり凄いですね」

幼「私は別に凄くないよ」

弱夫「凄いですよ…」

幼「ここからは私一人で行くから、弱夫君はもう下校してくれ」

弱夫「出来ませんよ、そんな事っ!」

幼「何故?」

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:31:15 ID:6p2HTXEo
弱夫「好きな人が酷い目にあうのを、黙って見てるなんて出来ないです!」

幼「ん?好き?」

弱夫「ぼ、僕、実は幼先輩の事、前からす、好きで!」

弱夫「あの…入学式に見た時から、ずっと好きで!」

弱夫「だ、だから…だからっ!」

幼「…その好意はとても嬉しいのだけれども」

幼「私はその気持ちに応える事は出来ない」

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:32:27 ID:6p2HTXEo
弱夫「だ、誰か好きな人…付き合ってる人が、い、居るんですか?」

弱夫「せ、生徒会長先輩とか?」

幼「違う」

弱夫「それじゃ…僕が弱い人間だからですか?」

弱夫「不良達に脅されて、好きな人を危ない場所に案内する様な…」

幼「それは全然違う、的外れだよ、弱夫君。君は弱くない」

幼「私が危機に陥るかも知れないと言う事を、ちゃんと教えてくれたじゃないか」

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:33:17 ID:6p2HTXEo
弱夫「じゃあなんで…」

幼「私が貴方の好意に応えられないのは、全然違う理由なんだ」

幼「その理由を貴方に話さない事は、不誠実な事なのだけれども」

幼「これは私だけの秘密なのでね」

幼「だから、ごめんなさい」
ペコッ

弱夫「い、いえ…突然すみませんでした」

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:34:34 ID:6p2HTXEo
幼「それじゃ、私は体育館裏に行ってくる」

幼「弱夫君、気をつけて下校してね」

弱夫「ほ、本当に一人で行くんですか?」

幼「うん。本当に大丈夫だから」

弱夫「解りました…気をつけて…下さいね」

幼「ありがとう。それじゃまたね、弱夫君」
ニコッ
スタスタ

29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:35:13 ID:6p2HTXEo
弱夫「はぁ…やっぱ駄目だったかぁ…初恋だったのになぁ…」

弱夫「普段凛々しい先輩がたまに見せる笑顔が好きでした…」

弱夫「どうか、何事もおきませんように…」

弱夫君とのはたを1折り

かわりに不穏なはたが1本立ちました

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:35:57 ID:6p2HTXEo


体育館の裏

不良A「おっ…来たぜ」

不良B「よう、副会長様よぉ、遅かったじゃねえか」

不良C「あいつどうした?モヤシみてーな一年坊」

幼「私に用があるのなら、君達が直接来れば良いと思う」

不良A「俺達こう見えても忙しくてよぉ」

不良B「そうそう、そうだぜ」

不良C「手が離せなかったんだぜ」

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:37:04 ID:6p2HTXEo
幼「弱夫君が怯えていた。金輪際こんな事はしないで欲しい」

不良A「おーおー、いつもながら強気だねぇ」

不良B「けど、その強気がいつまで持つかなぁ?」

不良C「まったくだぜぇ…ケッケッケ」

幼「…それで、私に用と言うのは何かな?」

幼「そろそろ下校時刻だけれども、それまでに済む用なのかな?」

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:38:14 ID:6p2HTXEo
不良A「それはアンタ次第だろうぜぇ」

不良B「まずはアッチの花壇を見てみろよ」

幼「花壇?」

不良C「アンタが昼休み、一人で手入れしてる花壇の事さ」

幼「……」

幼「…君達は、この花壇を荒らしたのが誰なのかを知っているのかな?」

不良A「へっへっへ…実は俺ら犯人を捕まえてよぉ」

不良B「そうそう。それで俺ら忙しかったんだぜ」

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:39:00 ID:6p2HTXEo
不良C「古い方の体育倉庫に閉じ込めてあるんだけどよぉ」

不良A「見るか?犯人のツラ」

幼「…是非見てみたいね」

幼「でも、体育倉庫には鍵がかかっているはずだけれども」

幼「君達はどうやって開けたのかな?」

不良A「へっ!あの鍵、随分前から壊れてたんだぜ?」

不良B「勘違いすんなよ?俺たちが壊した訳じゃないぜ?」

不良C「そうそう。もう半年位前から壊れてっから」

34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:40:11 ID:6p2HTXEo
幼「そう言う事は先生か、生徒会まで報告をして貰いたい」

幼「後、鍵が壊れているなら、犯人は容易く逃げ出せるのでは?」

不良A「そりゃあ大丈夫だ。アイツにあの重い扉を開けるなんて、無理だからな!」

不良B「さぁ、犯人の奴をメチャクチャにしちまえよ、副会長様よー」

不良C「犯人の顔を見た時のアンタがどんな顔するのか…見ものだぜぇ」

不良A「さぁ、その扉を開きなよ、ゆっくりとなぁ」

幼「…」
ギギギギ

35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:41:19 ID:6p2HTXEo
幼「…暗くて良く見えないな」

不良A「へっへっへ…」
ギギギギ…ガタン

幼「…扉を閉めてしまったら、余計見えにくいのだけど?」

不良B「逃げられたら困るからよぉ…ケッケッケ」

ガサゴソ

幼「そこに…居るのかな?」

36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:42:08 ID:6p2HTXEo
不良C「そう、その跳び箱の後ろに居るはずさ」

不良A「さぁ、奥に行って、ツラ拝んできなよ」
パチッ

幼「おや、電気はちゃんとつくのだね」

不良B「言っちまえばここは、俺らのオアシスだからよぅ」

不良C「その蛍光灯、自腹で替えたんだぜ?」

不良A「そんな事より、これで犯人のツラ見えるだろ?」

不良C「早く奥に行きなよ、副会長さんよぉ」

37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:43:14 ID:6p2HTXEo
幼「あぁ、そうしよう」

幼「…私が手入れをしていた花壇を荒らしたのは誰だ?」
サッ

幼「…なっ!?こ、これは…!」

不良A「驚いたか?驚いたよなぁ!」

不良B「そのツラが見たかったんだよ!」

不良C「良いねぇ…最っ高の顔だぜ、副会長さんよぉ!」



幼「あぁ、これは…もう…もうっ!」
ナデナデナデ

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:44:59 ID:6p2HTXEo
ナデナデ
猫「にゃーお」ゴロゴロ

不良A「…おい、副会長さんよぉ」

不良A「下校の鐘が鳴ってるぜ?」

不良B「猫好きなの知ってて、こんな事した俺らが悪かったからよ…」

不良C「もう帰ろうぜ!なぁ!」

幼「はっ!?だ、だがしかし…このままここに放置して帰る訳にも…」
ナデナデサワサワ

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:45:58 ID:6p2HTXEo
不良A「じゃあ連れて帰れば良いじゃねぇか」

幼「私の家はマンションなので…連れて帰る訳には…」

不良A「だーっ!じゃあ俺が連れて帰る!」

不良B「あぁ、おめーんち、猫屋敷だもんな。10匹くらい居たよな?」

不良A「14匹だ!そんでこいつが15匹目の家族って訳だぜ」
ヒョイッ

猫「にゃ~お?」

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:46:50 ID:6p2HTXEo
不良C「おーおー。お優しいこって」

不良A「つー訳だ、副会長」

幼「あ、う…うむ。その…可愛がってやってくれ」

幼「あとくれぐれも躾はキチンとな?」

不良A「おうよ、どこに出しても恥ずかしくない美猫にしてやんよ!」

不良B「そんじゃ帰るべ!俺、腹減ったぜ」

不良C「副会長、あの花壇の手入れ、俺らも手伝うからよぉ」

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:47:39 ID:6p2HTXEo
幼「ありがとう、3人とも」

不良達「へっ!俺らは校内一のワル集団だぜ?礼なんて言うな!」

幼「それでも、ありがとう」
ニコッ

不良達(副会長マジ天使だろ)

不良A「副会長!よ、良ければ、俺が家まで送って行こうか?」

不良B「オメー、家の方向が違うべ?ここは俺が…」

不良C「テメーも別方向だろが」

42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:48:26 ID:6p2HTXEo
幼「気遣いありがとう。でも私はこれから職員室に行かなければ」

不良A「う…まさか?」

幼「倉庫の鍵が壊れている事を先生に報告しなければ、ね」

不良達「ここ以外に授業サボる場所がねーんだ…」

不良達「俺達のオアシスを奪わないでくれぇ…」

幼「これを機に授業をサボるのを止めて、真面目に勉学に勤しんではどうだろうか?」

43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:49:20 ID:6p2HTXEo
不良A「んな事言っても…俺らバカだからなぁ」

不良B「そうそう、センコー共も汚物を見る様な目で見やがるしよぉ」

不良C「今さら勉強とか、マジ無意味だぜぇ」

幼「そんな事は無いよ」

幼「確かに今は周囲からの視線も冷たい物かも知れない」

幼「けれど私は知っている」

不良A「な、何をだよ」

44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:49:57 ID:6p2HTXEo
幼「貴方達が、落ちているゴミを見かけたら、必ず拾ってゴミ箱に捨てている事を」

不良B「う…見られてたのかよっ」

幼「貴方達が、他校の生徒に絡まれている生徒を助けている事を」

不良C「し、知ってたのかよ?」

幼「貴方達は本当は優しい人だと、私は知っている」

不良達「…」

45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:50:49 ID:6p2HTXEo
幼「勉強する気になってくれたなら、今までの分、私が教えよう」

不良A「でも…俺ら相当バカだぜ?」

幼「やる気さえあれば、大丈夫だよ」

幼「3人が理解するまで、いくらでも付き合うよ」

幼「だから考えてみてね?」
ニコッ

不良達「お、おぅ…」

幼「それでは、またね」
スタスタ

不良達(マジ天使過ぎるだろ…俺と付き合ってくれねーかな…)

不良達に乱暴されるかもという旗を1折り

代わりに、不良達に懐かれるという旗が立ちました

46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 21:59:17 ID:6p2HTXEo


太った化学教師「そうか、報告ありがとう」

幼「いえ、それでは私はこれで失礼します」
ペコッ

太った教師「あぁ…幼さん、ちょっと良いかな?」

幼「なんでしょう?」

太った教師「り、理科準備室まで付き合って貰えるかな?ドュフフ…」

幼「…またですか、先生」

太った教師「ドュフフ、すまんね、他の生徒には頼めなくてね」

太った教師「それに断ったら…解ってるだろう?」

幼「…解りました」

47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:00:38 ID:6p2HTXEo


理科準備室

太った教師「ドュフフ…いつもすまないねぇ」

幼「取り敢えず、鍵をかけて貰えますか?」

太った教師「あぁ」
カチッ

幼「他の生徒に見られると面倒なので」

太った教師「そうだなぁ」

幼「それでは、素早く済ませてしまいましょう」

太った教師「あぁ、それじゃ頼むよ…」
ジジーッ……
ゴソゴソ

幼「…はい」

48 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:01:40 ID:6p2HTXEo


30分後

幼「先生、資料の整理、終わりました」

幼「ノートパソコン、カバンの中に戻しておきますから」
ゴソゴソ
ジジーッ……

太った教師「ドゥフフ…ありがとう。どうにもパソコンは苦手でねぇ」

幼「後でちゃんとチェックして下さい」

49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:02:36 ID:6p2HTXEo
太った教師「本当にありがとう、幼ちゃん」

幼「はぁ…叔父さん、校内ではちゃん付けで呼ぶのは止めて頂きたいです」

太った教師「ドゥフフ…そうは言ってもね」

幼「あと、そのドゥフフって笑い方も生徒に評判悪いですよ」

幼「直した方が良いと思います」

太った教師「幼ちゃんは厳しいなぁ」

幼「叔父さんがだらしないからですよ」

幼「母も心配しています」

太った教師「ね、姉さんが?うー…またお説教されるかなぁ」

50 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:03:42 ID:6p2HTXEo
幼「もう少ししっかりして下さい、叔父さん」

太った教師「は、はっはっは、こりゃまいったなぁ」

太った教師「あ!そ、そうだ!帰り、車で送って行こうか?」

太った教師「もう下校時刻過ぎてるし…」

幼「帰りに買い物を頼まれているので、結構です」

幼「それに叔父さんにはまだ仕事が残っているのでは?」

太った教師「そ、それもそうか。そうだね、ドゥフフ」

51 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:04:35 ID:6p2HTXEo
幼「それでは、タンシオちゃん(スコティッシュフォールド3歳♀)を…」

太った教師「解ってるって。今度ちゃんとタンシオ連れて、幼ちゃんの家に遊びに行くから」

幼「お願いします」

太った教師「そ、それじゃ、気をつけて帰ってね」

幼「はい、それでは失礼します」
ペコッ
ガラッ
ピシャッ

52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:05:28 ID:6p2HTXEo
太った教師「はぁ…綺麗になったよなぁ…」

太った教師「そりゃ僕らは血縁関係だし」

太った教師「僕はこんなに醜く太ってるけど」

太った教師「少しくらい夢見たっていいじゃんか…」

太った教師「はぁ…さっさと仕事片付けて、家帰って、タンシオと戯れるかな…」

脂ぎった中年教師にいかがわしい事をされるかもという旗を1折り

代わりにスコティッシュフォールドを
思う存分可愛がれる旗が立ちました(この旗は多分折れません)

53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:06:09 ID:6p2HTXEo


幼友「あ!やっと来た。おーい、幼ー!」

幼「ん?幼友?先に帰ってくれと言ったのに」

幼友「私が待ちたかったんだよー」

幼友「一緒に帰ろっ!」

幼「待っていてくれて、ありがとう」
ニコッ

幼友「えへへ、私たち親友でしょ!」

幼「それじゃ、帰ろうか」

54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:07:03 ID:6p2HTXEo
幼友「帰りに何か食べて行く?」

幼「今日は帰りに買い物を頼まれていてね」

幼「それに、母の帰りが遅いので、私が食事を作らなければいけないんだ」

幼友「そっかー。じゃ、買い物付き合うよ!」

幼「いや、只食材を買って帰るだけだし…」

幼友「もー!そんなつれない事言うなよぅ」
ギュッ

幼「!?ちょっと、幼友…」

55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:07:50 ID:6p2HTXEo
幼友「あ!そんじゃ、私、幼の家にお泊りしたい!」

幼「む…それはまた急な話だな…」

幼友「明日休みなんだし!いいじゃん!」

幼「むぅ…それでは幼友のご両親の了解が得られれば…」

幼友「ソッコーで!」
ピッピッ

幼友「あ、もしもしお母さん?今日、私、幼の家に泊まるから!」

幼友「心配ご無用!じゃーね!」
ピッ

56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:08:46 ID:6p2HTXEo
幼友「オッケーだって!」

幼「…それでは、大したもてなしも出来ないが」

幼友「やったー!ひょっとして幼の手料理が食べられるかも?」

幼「あぁ、うん。口に合うかは解らないが、食べてみて欲しい」

幼友「テンション上がるー!」

幼「ではスーパーに寄って帰ろう」

57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:09:25 ID:6p2HTXEo
幼「何かリクエストはあるかな?」

幼友「私は幼が作ったものなら何でも!」

幼「む…何でも良いのか…どうしたものか…」

幼友「私的には出来れば幼を……」

幼「ん?何か言ったかな?」

幼友「何でもなーい!幼が作りたい料理で良いよ!」

幼「そうか…なら…」

58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:10:07 ID:6p2HTXEo


幼「どうぞ」
コトッ

幼友「うわぁ…あんた本当に凄いね」

幼「私は凄くないよ」

幼友「いやいやいやー」

幼友「容姿端麗、文武両道、その上、料理まで…」

幼友「完璧超人か!」

幼「そんな事は無いよ、幼友」

59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:11:26 ID:6p2HTXEo
幼友「こんな時、普通は肉じゃがとかじゃない?」

幼「そういう物だろうか?」

幼友「なんで前菜から始まるイタリア料理のフルコースなん?」

幼友「ねぇ、なんでなん?」

幼友「私の親友はイタリア人なん?」

幼「今、練習中なんだ。味見はしたが、幼友の口にあえば良いのだけど」

幼友「それでは頂戴いたします」

幼「召し上がれ」

60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:12:45 ID:6p2HTXEo


幼友「同じクラスになって、生徒会で一緒になって」

幼友「幼と友達になって、まだ3ヶ月しかたってないんだけどさー」

幼「うん?」

幼友「幼と友達になれて良かったよ」

幼「急にどうしたんだい?」

幼友「もっともっと幼の事知りたいよ」

幼「あぁ、これからも仲良くしてくれると嬉しい」

幼友「するする!超仲良くするね!」

61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:13:31 ID:6p2HTXEo
幼友「しっかし何だろうね、この差は」

幼「ん?差?」

幼友「同い年なのに…」

幼友「料理人でも無いのに、この美味さ」

幼友「あんた、本当に凄いねぇ」

幼「何度も言うが、私は凄く無いよ、幼友」

幼「勉強も、生徒会も、料理も」

幼「全て好きでやっている事だよ」

62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:14:57 ID:6p2HTXEo
幼友「…この料理を誰かに振舞う予定があるとか?」

幼「ふふっ、そんな予定があったら良いのだけどね」

幼「今の所、その予定は無いよ」

幼友「幼の手料理を食べたのって、家族以外では私が初?」

幼「そうだね。今日の料理に関しては、幼友だけだね」

幼友「幼っ!愛してるぜ!結婚してください!」

幼「ふふっ、幼友でもそう言う冗談を言うのだね」

幼友(軽く流された…まぁ、当然か…)

63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:15:36 ID:6p2HTXEo


幼友「いやー、満足満腹!」

幼友「幼、超美味しかったよ!ご馳走様でした!」

幼「お粗末様でした。お口にあって良かったよ」
ニコッ

幼友「是非また食べさせて下さい」
ペコッ

幼「お安いご用だよ。いつでも言ってくれ」

64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:19:45 ID:6p2HTXEo
幼友「ホント?じゃあ明日の朝もお願いします!?」

幼「泊まるのだから、もちろん朝食は出すよ」

幼「朝は和食にするつもりなのだけど、構わないかな?」

幼友「幼の手料理なら、なんでも!」

幼「ふふっ、作りがいがあるよ」

幼友「あー、そろそろいい時間だし、お風呂入りたいかも!」

幼「そうだね、今お湯を張って来よう」

65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:20:30 ID:6p2HTXEo
幼友(ウェヒヒ…一緒にお風呂…一緒にお風呂…)

幼友(背中の流しっこ…もちろん前の方も…)

幼友(うはー!興奮する!)

幼友(しーかーもー!替えの下着なんて持ってないから)

幼友(幼の下着を借りざるを得ないっ!)

幼友(幸せ過ぎる!)

66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:21:12 ID:6p2HTXEo
幼「幼友、お先にどうぞ」

幼友「え?一緒に入ろうよ!」

幼「いや、家のお風呂は狭くてね」

幼「2人は入れないんだ」

幼「お客様なのだから、幼友からお先にどうぞ」

幼友(ちぃっ…マンションだから狭いのは仕方無い…か)

幼友「あ、あー、そう言えば、下着も着替えも無いやー」

幼友「幼、貸してくれる?」

幼「あぁ、準備しておくよ」

幼友(お風呂で洗いっこは無理だったが…まだまだぁ!)

幼友(幼の下着を!合法的にっ!入手出来るっ!)

67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:22:33 ID:6p2HTXEo


幼友(…と、ヌカ喜びさせておいて、こう落とす訳ですね)

幼友「ねー!幼ー!この下着ってさぁ」

幼「あぁ、まだ使っていない新品の下着だから、遠慮なく」

幼友(チクショー!)

幼「それでは私もお風呂に入って来る」

幼「居間に飲み物を用意してあるから、寛いでいてくれ」

幼友「ありがとー」

幼「では」
パタパタ

68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:23:31 ID:6p2HTXEo
幼友(これはチャンス?覗くか!?いや、でももしバレたら……)

幼友(いや、夜は同じ部屋で寝るんだし…)

幼友(夜は長いんだ…ここはじっくり…)

幼友(今夜、私は狼になる!)

幼友(一緒の布団で寝る!)

幼友(そしてあんな事やこんな事も…ウェヘヘ…楽しみっ!)

69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:24:20 ID:6p2HTXEo


幼「ふぅ…良い湯だった」

幼友「……」
スヤスヤ

幼「おや?幼友…寝てしまったのか…」

幼「幼友、肩を貸すから少し歩いてくれ」

幼「こんな所で寝てしまっては、風邪を引いてしまう」

幼友「…んゃぁ、幼ぁ…」

幼「ベッドまで何とか、頑張ってくれ」

幼友「…パラダイスがぁ…あるんだよねぇ」

幼「ふふっ…寝ぼけているのか」

70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:25:29 ID:6p2HTXEo


トサッ
幼友「幼ぁ…あいしてるぜぇ…」
スースー

幼「完全に寝てしまったな」

幼「ふむ…少し早いが私も寝るかな」
パチッ

幼「お休み、幼友」

幼友「むにゃむにゃ…そこはらめぇ…」

71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:26:09 ID:6p2HTXEo
ゆりゆりした女友達との怪しげな展開への旗を1折り

今日は5本の旗を折りました

72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:27:41 ID:6p2HTXEo


翌朝

幼友「ん…なんか、いーにおいがするー」
ボケー

幼友「そと、あかるいー」
ボケー

幼友「ていうか、ここどこー?」
ボケー

幼友「…」

幼友「はっ!?」

73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:28:28 ID:6p2HTXEo
幼友「あ、朝っ!?」
キョロキョロ

幼友「お、幼は?」

ガチャッ

幼「あ、起きていたんだね」

幼「お早う、幼友」
ニコッ

74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:29:10 ID:6p2HTXEo
幼友「お、お早う…てか、昨晩の記憶が無いんだけど…」

幼「あぁ、私がお風呂に入っている間に、幼友は寝てしまっていたので」

幼「私のベッドまで歩いてもらったんだが…覚えていないかな?」

幼「まぁ、随分と眠そうだったしね」

幼友「そ、そんな馬鹿な…あんなにテンション上がってたのに!」

幼友「寝ちゃうなんてありえない!」

幼「あぁ、私がちょっと長風呂でね」

幼「きっと待ち疲れて、寝てしまったんだと思う」

75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:31:07 ID:6p2HTXEo
幼友「長風呂って、どれくらい?」

幼「昨日は2時間位かな」

幼友「2時間!?長すぎるでしょ!」

幼「実は私は、ぬるま湯に浸かりながら、本を読むのが好きなんだ」

幼「幼友が待っているのに時を忘れて、つい読み耽ってしまって…」

幼「折角泊まってくれたのに、退屈させてしまって申し訳無い…」

幼友「いや、退屈とかは全然良いけど…」

76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:32:44 ID:6p2HTXEo
幼友「良いんだけど…」

幼友(うぁぁぁぁぁ!千載一遇のチャンスがっ!)

幼「あぁ、朝ごはんが出来ているよ、食べるかい?」

幼友「お!食べたい食べたい!」

幼友「あ!そう言えば私ってば、幼のご両親に挨拶もしてない!」

幼「あいにく、両親とも既に仕事に出掛けてしまってね」

幼友「それじゃ、この家には今、私たち2人だけ?」

77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:33:58 ID:6p2HTXEo
幼「そうだよ。だから遠慮なく、ね?」

幼友(まだだ!まだチャンスは…あるっ!)

幼友「お、幼!今日一緒にお出掛けを…」
ピリリリリ ピリリリリ

幼「電話が鳴っているよ、幼友」

幼友「う、うん、そんな事はどうでも良いからお出掛け…」
ピリリリリ ピリリリリ

幼「いやいや、ちゃんと出た方が良いよ」

78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:34:57 ID:6p2HTXEo
幼友「うん…」
ピリリリリ ピッ

幼友「もしもし?お母さん?何?」

幼友「え?いや、でも…今ちょっと…」

幼友「いや、それはあたしじゃないし…え?そうなの?」

幼友「……んぁー!解った!お昼までには帰るから!」
ピッ

79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:35:58 ID:6p2HTXEo
幼友「……」

幼「遊びに行くのはいつでも行けるから、ね?」

幼友「うん…」

幼「幼友さえ良ければ、また泊まりにも来て欲しい」

幼友「え?マジで?絶対だよ?」

幼「うん。是非来て欲しい」

幼友「じゃあ来週!来週末にでも!」

幼「解ったよ、幼友」

幼「取り敢えず、朝ごはんを食べよう?」

幼友「うん!」

来週末に変なイベントの旗が1本立ちました

80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:36:54 ID:6p2HTXEo
こんな感じで、無意識に旗を立てては折り、立てては折り……

そんな日々を過ごす女の子ですが

1本だけ大切にしている旗がありました

81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:37:47 ID:6p2HTXEo


ガパッ
幼「ふむ…冷蔵庫の中身を見るに…」

幼「今日の夕食は久しぶりに肉じゃがを作ってみようかな」
パタン

幼「あ…そう言えばみりんと醤油が切れそうだな」

幼「昨日買っておくべきだった」

幼「やはり今日も買い物に行かなければ…」

82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:38:25 ID:6p2HTXEo


近所のスーパー

幼「ふむふむ…今日は人参が安いな、買っておこう」

幼「後は…」

?「お?幼ー!おーい!」
ブンブン

幼「!?」

83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:39:19 ID:6p2HTXEo
?「お前もお遣いか?」

幼「お、おお、男っ…ひ、久しぶりっ」

男「ん?久しぶり?一昨日も会ったろ?」

幼「そ、そうだったかな?そ、そうだったね、あはは」

男「お前はいつもあわあわしてるなぁ」

幼「そ、そうかな?ぜ、全然っそんな事無いと思うけど?」

84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:40:04 ID:6p2HTXEo
男「そんなあわあわして、生徒会ちゃんと務まってるのか?」

幼「も、もちろん!あ、いや、色んな人に助けられて、何とか務まってる」

男「そっか。何かあったら手伝うから、言えよ?」

幼「う、うん…何かあったら、い、言うよ」

男「で?幼の家の今日の晩御飯は何だ?」
ヒョイッ

幼「あ、あわわ…あの…」

85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:40:57 ID:6p2HTXEo
男「ふーむ…みりんと人参、玉ねぎに牛乳か…」

男「ズバリ、カレーと見た!」

幼「い、いやその…肉じゃがでも作ろうかと思っているのだけど…」

男「へ?作ろうと思ってる?幼が作るの?おばさんじゃなくて?」

幼「う、うん。私、今、料理の、れ、練習中で」

男「へぇ、そうなのか」

男「ま、お前は昔から何でも出来る優等生だもんな」

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:41:44 ID:6p2HTXEo
男「幼馴染として、お隣りさんとして、俺も鼻が高いぜ!」

幼「そ、そんな事、全然無いよ、えへへ…」

幼「お、男は?晩御飯のお遣いなのかな?」

男「おー、実は今、俺ん家誰も居なくてさー」

幼「え?」

男「父ちゃんと母ちゃん、3泊4日の旅行でさ」

幼「そ、そうなんだ?そ、そうか、そうなのか」

87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:42:27 ID:6p2HTXEo
男「ま、ピザでも取ろうと思ってたんだけどさ」

男「母ちゃんが自炊しろってうるさくてなー」

男「食費も自炊するギリのラインしか置いていかなかったんだよ」

男「小遣いから飯代出すのも癪だしな」

男「だからまぁ、安く済ませる為に、もやしでも買おうかと思ってなー」

男「俺、もやし炒めだけは上手に作れるからな、ははっ」

88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:43:22 ID:6p2HTXEo
幼(こ、これはっ!)

幼(ありそうで無かった、千載一遇のチャンスなのでは!?)

幼(専業主婦のおばさんが家に居る時は不可能だった…)

幼(私の手料理を振舞うチャンス!)

男「んじゃ、俺もやし取ってくるわ」

幼(今こそ修行を積んだ料理の腕を振るう時!)

幼(頑張れ、私っ!)

89 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:43:56 ID:6p2HTXEo
幼「あ、あのっ!も、もし良ければっ!」

男「んっ?何だよ急に。大きい声だして」

幼「私が、ば、晩御飯を作ろうか?」

男「え?良いの?マジで?」

幼「お、男さえ良ければ…その…味は保証出来ないけども」

男「ははっ、そこは保証してくれよ」

男「てか、幼の事だから、すっげー美味い物食べさせてくれるんだろ?」

幼「誠心誠意、努力しましゅ……す」

90 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:44:32 ID:6p2HTXEo
男「じゃあ、材料費出すから、宜しく!」

幼「それじゃあ、私は別の買い物があるから、先に帰っていて」

男「荷物持ちくらいするよ」

幼「だ、大丈夫だから!夕方、男の家に行くね」

男「そうか?解った。んじゃ待ってるから」

幼「そ、それじゃ、また、後で、ね」

91 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:45:25 ID:6p2HTXEo
幼(やったっ!やったっ!!)

幼(これで、美味しい手料理を食べて貰えれば…)

幼(男も私の事を女の子として見てくれるかも!)

幼(こ、恋人同士に、なれるかも…)

幼(……)

幼「!?」

幼(いかんいかん、気を引き締めねば!)

幼(ウチの晩御飯は肉じゃがを作っておいて……男には…)

92 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:46:15 ID:6p2HTXEo


幼「さぁ、ど、どうぞ。お口に合うと、良いのだけど」
コトッ

男「……」

男「あのさ、幼」

幼「な、何かな?」

男「食べる前に一つ聞きたい」

幼「う、うん。何でも聞いて」

93 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:47:05 ID:6p2HTXEo
男「これさ……」

幼「あ、あの…味見はしたが、男の口に合うかどうか…」

男「いや、すげー美味しそうなのは、見ただけで解るんだけどさ」

男「これ、材料費いくらかかってんの?」

幼「そ、そこは気にしなくて良いから」

男「いやいやいや、て言うか、一般家庭の晩御飯に」

男「フランス料理のフルコース?」

男「なんで?」

94 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:48:18 ID:6p2HTXEo
幼「あ、あぁ。たまたま練習中だったんだ」

男「たまたま?フランス料理を?」

男「俺の幼馴染は実はフランス人だった?」

幼「そ、その…和洋折衷、何でも作れる様になりたくて、ね」

男「いやいやいや。さっきのスーパーでの会話の流れならさ」

男「肉じゃが出てくると思うじゃん!」

幼「そ、そうか?…そうか…男は肉じゃがの方が良かったか?」
ショボン

95 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:48:57 ID:6p2HTXEo
男「そんな事は無いけど…ビックリしたって事だよ」

幼「う…申し訳ない」
ショボボン

男「そんなにしょんぼりするなよ、責めてる訳じゃないし、な?」
ナデナデ

幼「!う、うん…」

幼(頭ナデナデされた…久しぶりだ…嬉しいっ!)

男「あー、勿体ないから、早く食べようぜ!」

幼「そ、そうだね」

96 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:50:09 ID:6p2HTXEo
男「それじゃ、取り敢えず一口、頂きます!」

幼「ど、どうぞ召し上がれっ」

パクッ
モグモグ

幼(…ドキドキする)

男「んがっ!!超うめぇ!!!」

幼「ほ、本当に?」

97 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:50:51 ID:6p2HTXEo
男「おう!なんだこれ、めちゃくちゃ美味い!変な声出るくらい美味い!」

幼「よ、良かったよ」

男「で、幼の分は?」

幼「え?」

男「久しぶりに一緒に御飯食べようぜ?」

幼「あ、あわわ、そ、その…い、良いの?」

男「当たり前だろ?一人分しか用意してないって言ったら怒るぞ?」

98 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:51:59 ID:6p2HTXEo
幼「う、うん、一応二人分作ってあるんだけど…」

男「じゃあ、一緒に食べようぜ」

幼「うんっ!」

幼(夢、叶ったり!)

幼(男に手料理を食べて貰えた)

幼(男に美味しいって言って貰えた)

幼(二人っきりで、一緒に御飯を食べられるっ!)

99 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:53:23 ID:6p2HTXEo
幼(夢でも良いけど、まだしばらく覚めないで…」

男「何が冷めないんだ?」

幼「はわわっ!?い、今の、声に出てた?」

男「しばらく冷めないでって、口に出してたぞ?」

幼「う、うん。前菜の次は、ス、スープだからね」

幼「で、でも、冷静に考えれば、温め直せば良いもんね?」

100 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:54:11 ID:6p2HTXEo
男「ん、そうだな。取り敢えずさ、なんか落ち着けよ、幼」

幼「わ、私は落ち着いているよ、割と」

男「そうか?何かまたあわあわしてるぞ?」

幼「だ、大丈夫だよ、男。それじゃ、自分の分を運んでくる」

男「ん。待ってる」
ニコッ

101 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:54:50 ID:6p2HTXEo
幼(あぁ、ここが天国なのか…)

幼(千葉県船橋市の築20年のマンションの502号室に、天国はあったんだ…)

男「おーい…また何か考え事か?」

幼「な、何でも無い!」

102 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:55:31 ID:6p2HTXEo


男「ふぅ…満腹だー。ご馳走様でした!」

幼「お、お粗末様でした」

幼「こ、後学の為に、感想を聞いても、良いかな?」

男「文句のつけ所が見つからねーよ」

男「本場のフランス料理なんて、知らないけどさ」

男「幼が作ってくれた、今日の晩飯は最っ高に美味かったぜ!」

103 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:56:36 ID:6p2HTXEo
幼「そ、そんなに褒められると、照れてしまうな、あ、あはは…」

幼(男に食べて貰う為に、一所懸命練習したんだよ)

男「そうだ!忘れる前に、材料費出すから、レシートくれよ」

幼「ん?い、いや…あの材料は元々ウチにあったんだ」

幼「だから気にしなくて良いよ」

男「そう言う訳にはいかんだろ」

男「最低でも半分、幼の手間も考えたら全額ウチ負担でも良いくらいだ」

104 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:57:26 ID:6p2HTXEo
幼「あぅ、あの…レシート無い…もう捨てちゃってて…」

男「じゃあ、大体で良いから、いくら位かかったんだ?」

幼「お、覚えて無い…申し訳ない…」

男「むー、それじゃいくら払えば良いんだ?」

幼「そ、それじゃあ……一つお願いがあるのだけれど」

男「ん?聞ける範囲なら何でも聞くぞ」

幼「な、何でも?そ、それなら…」

105 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:58:10 ID:6p2HTXEo
幼「お、お金は要らないから…」

幼「またっ!私の手料理を食べて欲しいっ!」

幼(ついに言った……言ってしまったー…)

幼(流石の男でも気付く…だろうか……)

幼(私の気持ちに……)

男「ん?あぁ!料理の練習台って事か?それなら大歓迎だぜ」

幼「……」

106 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:59:02 ID:6p2HTXEo
男「ん?違うのか?」

幼「…あ、あぁ、そうそう。料理の練習中だからね、私は」

幼「時には失敗してしまうかもしれないけれども」

幼「それでも、たまに、私の作った料理を…食べてみて欲しい」

男「大歓迎だけど、その時はちゃんとレシート取っておいてくれよ?」

男「こんな美味い物食べて、一円も払わないなんて、ありえねーからな?」

107 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 22:59:45 ID:6p2HTXEo
幼「ふふっ、次からは料金を頂く事にするよ」

男「ははっ、適正価格で頼むぜ」

幼(やっぱり気付いては貰えない…か)

幼(でも私は決して諦めない!)

幼(男が私の事を女の子として、見てくれるその日まで!)

この旗はしょっちゅう折れそうになりますが、
何とか踏みとどまっています

女の子は必死なのです

108 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/11(水) 23:01:12 ID:6p2HTXEo
あるところにそれはそれは見事に(主に恋愛関係の)フラグを折る女の子が居りました

多い日には10もの(主に恋愛関係の)フラグを折る事もあったそうな

そんな女の子が好意を寄せている

幼馴染の男の子もまた(主に恋愛関係の)フラグをへし折る名人だったのでした

お互いのフラグが折れずに
想いがかさなるのは、また別のお話し……

はたおりおさななじみ

おしまい

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

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